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今週、切花は取扱数量、取扱高とも昨年を上回ることができた。この状況の診断としては、夏場の生産が確実に増え続けている数字だと思っている。平均単価も昨年並みでの数字となってはいるが、市場取扱限度数量を超すことがあるならば、確実に平均単価はどの市場でも落ちてくるものと思われる。鉢物は、高温続きの中で昨年並みの取引となっているが、苗物の販売には苦戦が続くものと思っている。 今日は、津村宮崎市長と懇談及び挨拶を兼ねて宮崎市役所に出向いた。市長も石油高での多くの産業への影響を懸念されており、とくに生鮮品(花きも含む)の生産者・小売事情のことを心配されていた。農政部長と市長にお会いする前に話ができたが、生産者の重油高への補助金対策は、限られた枠内での事業であり、申込者が殺到して思うようにいかないとのことで「国」「県」「市」の対策も末端の生産者まで浸透できないでいるのが現状であるようだ。 今日も夕方から「県鉢物生産者組合」の総会に出席してくる。現状の生産に関して、厳しい状況にある生産者の皆さんの「声」を聞いてきたいと思っている。新聞に掲載されているFTA(自由貿易協定)が何!グローバルが何!・・・・『今の日本の農業に従事する方々はこのような文句はいらない。今、欲しいことは農業を続けられるか否かということである。』私にもこのような意見をされる方がいらっしゃったが、これが今の農業の本音であることは間違いのない事実である。 |