IndexNo:486:若手社員・「放浪の旅へ」
今週は、切花、鉢物共々取扱高・数量で前年を上回ることができた。しかし、昨年のこの週は台風の影響にて厳しい状況だったので通年並みの取引だと認識しているところである。高温続きの日々ではあるが、ある程度の安定相場で数字が推移していることは、盆商戦に向けていい状況であることは間違いない。8月盆前の事前情報は、現在、各担当者が最終調査しているところであるので来週のこのコラムにて報告していきたいと思っている。 社員教育とは、文書上で勉強できる事と様々な体験の上に身につけられものがあると思う。この体験では、初めての一人旅で経験することや他市場を視察したり、取引先や市場関係者から意見を聞いたりすることで学ぶことが多くあると思う。今回、営業の若手社員を東京2社・福島の市場に4日間の「放浪の旅」に行かせる。私達役員に同行して学ぶことも多くあるが、一人で行くと旅行程から時間的なスケジュールまで、自ら計画してから行動していかなければいけないので大変な勉強をすることになる。私が18の時に始めて東京に行ったときが大変だったことを今も覚えている。右も左もわからないところで、ようやくたどり着いた時の気持ちは今も忘れない。 私の考えでは、より多くの若手社員を県外に出してみようと思っている。機会セリシステムの市場や手セリの市場や取扱高に関係なく視察させながら勉強させていきたいと思っている。1回の出張で10万位掛かりそうだが、本人が身体で覚えられることや市場の営業としての経験での研修にかかる金額としては安いものだと思っている。このことで若手の営業社員が、何年か先に当社の中枢として活躍してくれることを考えれば「今が大事」ではなかろうか。可愛い子供には旅させろであるのだ。 |