IndexNo:489:亡兄の13回忌

暦上は立秋を向かえてはいるものの、毎日のように夏日が続いて入荷にも影響が出てきている。今週は、お盆商戦に入ったことで菊類を中心に活発に取引されている。他の品目も菊類同様にセリ場の流れが良くなり、11日(月)に向けて期待が出来そうだ。全国の市場で云えることであるが、今年の盆商戦は昨年と比べて入荷量が絶対的に減少している現状である。昨年は、20日過ぎから菊類が減少傾向にあり、単価では昨年の最高値を記録しており、今年は天候の影響で出荷が遅れた分、15日前後から増加してくるものと思われる。

先週の土曜、8月2日に亡兄の13回忌が都城で行われた。兄も亡くなって12年が経っているのに多くの方々にご列席いただいた。これも兄が人を大切にしてきたことと、皆さんが兄をいつまでも忘れずにいてくれていることと思っている。ご列席の皆様には本当に感謝、お礼申し上げたい。また、生前のビデオも放映されて、その中に私と肩を組み写っている写真もあり「やっぱり兄弟ですね。本当に似ていますね」と皆さんから云われました。亡兄をビデオでみていると、短い人生を本当に駆け足で走り抜けた感じでバイタリティのある活動家だったように思います。

しかし、性格は兄弟でこんなに違うものなのかと思われる位に本当に優しく、人想いの人間でした。その日も「哲ちゃんと一緒に涙した」と云う人もたくさんいらっしゃって、何かしら弟として自慢ばかりしている私が居たような気がします。その兄と一つだけ似ている点と云えば『酔っ払ったら楽しくなる』ところでしょうか。よく義姉が「飲んだらやっぱり兄弟だね、しぐさも話し方も似ている」と。毎朝、母と兄の写真にお茶とご飯をあげるのですが、困ったり悩んだりする時だけのお願い事で、母も兄もあの世で「困ったもんだ」と思っているでしょうね。年齢は、私が兄を追い越して6歳年をとりましたが、いつまでも弟ですし、今でも優しかった兄のことが大好きなんです。