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盆商戦も15日金曜日で終了した。このコラム掲載も15日のセリ後処理で遅れてしまって、今日になったことをお詫び申し上げる。今年の盆商戦は、菊類の入荷減もあり、取扱数量は減少し平均単価は高値で推移して、取扱高は昨年並みで推移した。生産面では、晴天が続き雨が少なかったことで最盛期が早まったり、遅くなったりで生産者・市場にとって販売時期が思うようにいかない年であった。今月末になると彼岸商戦への準備、情報収集に入ってくるが、全体的な情報については9月初旬にお知らせしたいと思っている。

わたし事で失礼な話であるが、今日で52歳になる。市場に関係して30年近くになり、たくさんの人達に助けられ、支えられてきたし、教わったことで生かしていただいた。市場というものは、基本的に売買の手数料で運営しており、荷主さんと買参との間で両方に平等に接していかなければならない。花き市場に関連する多くの人達に支えられてきたことで今日があると思っている。また、社員の諸君も本当に頑張ってくれて支えてくれている。これからの花き業界は、大きく変化してくるだろうし、変わっていかなければ生き残っていかないと思う。市場運営に関して大きな決断をする時もあるだろう。だた云える事は、その決断をする時にどれだけの知識と業界のことを念頭においてできるかどうかであると思っている。

いつまでも若くはないし、これから老いてくると思うが、人を思う気持ちだけは変わらないでいると思う。