IndexNo:491:給料日、社員に贈る「今月のメッセージ」から VOL3
先週のコラムを多忙なスケジュールの中、勝手ながら休ませていただいたことお詫び申し上げます。 今週は、切花・鉢物共にもちあい相場での取引となっている。多くの市場との情報の中で入荷量が減少していることが気がかりな面ではあるが、長雨での状況を考えると、これ以上の入荷は厳しくなってくるので現状がベターなのかと思っているところである。 26日火曜日に管内に出張して、地域市場との情報交換の中で「県外市場との販売競争が激化して取扱高も前年比5%程度減少している」とのお話を聞いた。宮崎でも管内の農協市場との競争になることが鮮明になってきている。この競争に関しては、産地より買参(花商)への攻勢であり、ネット(Web)上での販売等の競争になってくるものと思われる。では、どのような動きの中で対応していくか・・。一般の消費者に好まれる商品を供給していくことは当たり前。そして買参や仲卸等の顧客へ新品種や素材を提案していくことも一般の常識である。 今まで通りの動きでは如何なものか。顧客へのサービスは『目の前にある、できることからやっていく」ことで供給以上のサービスをしていきたいと思っている。そのことを社員全員に伝えるように「今月のメッセージ」の中で書いてみた。 今月のメッセージ 平成20年8月 タイトル 会議の内容を変えてみようと思っています。 宮崎中央花きでは、久冨木専務・黒岩常務・三浦部長を中心に営業会議が、そして押川常務・日高課長を中心とした総務会議が開催されています。また、切花・鉢物と品目別の会議、当番を決めたり、その他の枝葉の部分での会議も開催されているのが現状です。今回、私が内容を変えてみたいと思っているのが、営業・総務会議なのです。従来の品目別単位や総務全般に対する会議はそのままで、今回は、『顧客のみなさんが喜んでくれたり、助かること』を皆で話し合って実践していくこと。ひとつの例とて「○○さんは、腰痛が悪化して荷物を買うことはできますが、お店まで運ぶことが困難なようです」と情報を出していく。じゃ、○○さんの為に何ができるか?。できることを皆で話し合う。そういう目の前のできること・基本的な人的サービスを今まで以上に進めていこうと思っています。 しかし、私達ができることは、時間的な問題、車輌等の問題などで限られてくることは事実であります。私が望むことは『みんなで必要最小限にやれることを話し合うこと』なのです。困った顧客をなんとかしてあげようと思っている人達がいるとする。でも、自分ひとりでは制約もあるので、できないというジレンマもある筈です。真のサービスとは、本当に困っている顧客をフォローしていき、自分達の本当の顧客にしていく。それが、花々を売る以外のサービスではないでしょうか??・直ぐにとは言いません。そのような会議もあるべきではないでしょうか。如何でしょうか。 代表取締役 小倉幹哉 |