IndexNo:512:来期に向けた営業の取り組み
今週、切花は2月セリの悪い流れでのスタートとなった。しかし、今日6日から昨年比を上回る取引となっている。状況として、大菊類の品薄感が全体を引っ張っている。これに関しては、鹿児島県の殆どの産地が来週13日からの出荷になり、現在、セリ場に上場されているのは地元産が多くを占めていることだ。この地元産が終わった頃に他県の産地が最盛期を迎えることになり、今年の春彼岸は前半が地元産、後半が県外産として入荷が分かれそうで相場も安定に向かうと予測している。但し、彼岸中日にかけて長雨が続かないことを祈るだけである。洋花・草花・球根系も来週早々には活発な取引となると思っている。鉢物は、先週の市と比べて、やや弱めな取引となっているが、春シーズンを向かえてある程度、好調な滑り出しではなかろうか。 テレビや新聞等で「不景気」「不況」「派遣切り」のニュースが毎日のように流れている。もちろん、花き業界も市場を含め、生産者・花商と厳しいのは現実である。当社及び他の市場は、今期(3月期)までは取扱高が落ち込みとなっていることは、業界新聞等(全国中央卸売市場の平均8%減)で報道されているのは事実である。しかし、当社に関しては、決して悪いことだけではない。当社の営業の成果が来期以降に確実に出てくるのも事実である。①複数の取引先が増加する②九州大田花きとの取引(売買・生産)③花心会及び荷主による出荷並びに新規品目の生産による絶対的な応援④営業社員の提出したレポートを何度となく読み直して理解できる今後の営業のあり方(私の考えにプラスできた)等、多くの追い風も吹いている。また、買参人の方々の市場に対する理解も本当に嬉しいし、それに答えていくことが私の使命だと思っている。厳しい中での営業であるが、来期にむけた取り組みもご報告したい。 |