IndexNo:513:春彼岸情報

今週、切花は全体的に堅調な取引となっている。今日金曜も入荷減少が続き、大菊類は今年の最高値での取引となっており、来週末まではこの状況が続きそうな気配である。原因として、例年この時期と比較しても日照不足等の影響で思うような入荷が見込めていない。鉢物は若干の取引値の影響はあるものの、今年の経済状況から判断すると全体的に堅調な取引で推移していると思っている。

今年の春彼岸商戦は、全国の市場でも入荷減により比較的に安定した相場での取引であるようだ。これは、大菊でも球根・草花系でも云えることであるが、2~3月の異常気候で温暖な日々そして雨による曇天が繰り返し続いたことで大産地が出荷において遅れたり早まったりしたことが原因である。また、20日過ぎには大菊類も遅れた産地の分が入荷してくるので今の値は持続は難しいとは感じているが、花商・仲卸の在庫が殆どない状態なのである程度は安定はしてくるものと思っている。あとは20日前後の天候で小売事情が動向する問題はあるが、3月は想像した程、悪くはないのではないか。

土曜日の母の七回忌の時に、西本願寺の佐々木先生からこんなお話を頂いた。私たちは仏壇にお参りする時に「○○を守って欲しい」とか「○○をお願い」とか伝えているのではないかと。私自身のことではあるが、まったくのところ、その通りである。いつも「お袋。兄貴・・」と心の中でお願いばかりしているのである。このことは、私だけかもしれないが、誰に縋るにも亡くなった母と兄とそして神様・仏様にしかお願いできないのであった。佐々木先生は「お願いばかりするのではなく、亡くなった母と兄から今日は如何でしたかと聞かれるような人であるのが望ましい」と聞かされました。そうなんですね、多くのお願い等ばかりしても何をしてやりたいのか天国からはわかりませんね。母と兄は天国から私のことを心配しているので、今日から毎日の報告をすべきと心から思いました。