IndexNo:514:間違っていませんか「地産地消」のCM
今週は、春彼岸商戦と婚礼需要にて球根系・草花系・洋花系と堅調に販売されている。菊類は白大のみが水曜日後半位から軟調な取引となっているものの、小菊・SP菊・黄大は依然好調に販売されている。来週も婚礼需要での展開になりそうで菊類を除いては好調さを維持していくものと思われる。鉢物は、昨年並みの取扱高を推移してはいるが、これは新規量販店の納品があってからの取扱高維持であって、それを考えると先週の土曜日の雨が小売事情に響いているのは確かである。しかし、買参人の方々から小売に関しては、「客足がようやく動き出した」と聞いているので、これからの小売に期待はしている。 皆さんの地域では、「地産地消」は進んでいますか?宮崎県内に於いてもポスター・テレビ・新聞等でよく経済連やJAや行政等が「地産地消」の宣伝等を行っています。この「地産地消」で一般的に知られているのが「道の駅」ですね。例えば国道沿いによくあるのが「道の駅」で私も配達や視察等の帰りに立ち寄ります。来店客も多いのはもちろんのことで、つい購入したくなる新鮮な物や価格が安価な物等が数多くあります。だから、この「道の駅」は繁盛しているのでしょう。花々も「切花」「鉢物」「苗物」も多く売られており、決して安くはないと思いますが、産直と云う新鮮なイメージのせいか結構売れています。私自身、これも消費拡大の一環として?・・繋がってくれればと感じておりますが・・・。 今回、私が皆さんにお話したいことは、「地産地消」の件であるのです。昨日のテレビのコマーシャルでのこと。経済連・JA関係者・生産者の方々がテレビに写り「地産地消」のことをアピールしていました。テレビに映った物品は野菜・果物・魚等で私たちの「花々」がテレビに出てきません。県内のJAでは、その「花々」が県内各地域で生産されているのは事実ですし、その一部が県内市場にも出荷されているのも事実なのです。そのような状況下に於いてどうして花々の「地産地消」が無視されるのでしょう。県内地域で作ったものを県内地域で消費することが「地産地消」ではないでしょうか。次にテレビでCMがあったら注意して見てください。「どうして!」って思われないことがおかしいですよ。 今回の件は、課題として行政(県・市町村)や経済連・JAとの協議の場で正直に申し上げていく所存であります。是非、私たちの花々も「地産地消」のアピールをして欲しい旨を伝えていきます。このコラムを読まれているJA関係者や行政の方々のご理解を頂きたく思っているところです。そしてJA花き協議会の生産者の皆さんの「意識改革」「その解決行動」を望みます。もちろん私も当社の「宮中花心会」の生産者の皆さんの協力を得て、このことを解決できるように努力・行動していきますので宜しくお願い申し上げます。 |