IndexNo:515:平成20年度営業・事業年度終了
今週、切花は、昨日・今日と一時的な冷え込みはあったものの、好調を維持してきた白大菊は軟調な取引となっている。原因として、大産地の彼岸の遅れ分がこの時期に出荷されたことで東日本地域市場の暴落の影響もあって九州管内の市場に溢れているのが現状のようである。他菊類のSP菊等はもちあい相場での取引となつている。洋花・草花・球根類は卒業式、離任式需要の影響で例年並の相場での取引となっている。鉢物は、野菜苗が弱気配で花苗物は好調に販売できている。他の草花・ラン類は昨年並みの取引である。 先週に、このコラムで「地産地消」のことを書いたが、全国のJA関係者・行政関係者から多くのメールや意見を頂いた。内容を云うと「花々は地元産地の生産物が地元市場に出荷されている比率が少ない」「品目が多すぎて、出荷時期が短すぎる」等がJA関係からの意見。「決して花々を区別はしていないが、JA・経済連との協議に於いて○○県の特徴ある農産物をメインとして使わせて頂いた」なかには、「花の消費金額が他の物品と比べて少な過ぎる」等、何かと逃げの意見が多かった行政サイドであった。 地元の県・市の行政及びJA・経済連関係からは何ら意見を頂いていないが、この問題について是非、机上においてとことん協議していきたいものだと思っている。東国原知事にこのメッセージが届いていれば今の現状に気づいて欲しいし、形だけの「目に見えるみやざきの農産物」だけをマスコミにアピールして欲しくないことと、知事には期待はしているからこそ、農業での視野を今以上に広げ、宮崎県の花々の状況も知って欲しいと言うのが、今の私の本音である。 今月で当社の平成20年営業・事業年度が終了する。昨年に続き、厳しい結果となっている訳ではあるが、決して、暗いイメージ・状況では終わっていない。次年度では、取引先も確実に増えていき、今以上に物流が増加してくること(確定)、市場間取引を含む買付販売も50%UPでの計画のもとに営業活動を続けていくこと。現場で実践している社員の「入荷数量の減少理由・対策」「取扱高(相対・Web販売含む)の減少、対策」等のレポートでヒントになったことを実践すること(営業戦略の一部として)。最重点である『私と社員が同じ方向をみている』ことを確信した上で、来期は必ず『皆の想い』を一緒に景気に負けない、左右されない経営をしていく所存であります。 |