IndexNo:516:社員レポートで知る問題の発見と解決
今週、切花は、彼岸用出荷分が終わりにあるのと4月出荷分が遅れていることで、水・金曜日と入荷が減少している中において、百合系・草花系・菊類を中心に強含みの取引となっている。この状況は、来週半ばまで続くので営業社員も集荷・販売に苦労している状況である。鉢物は、取扱数量は減っているものの、取扱高は昨年並みである。状況として、野菜苗を中心とした苗物類は、正直、小売での3週続けての土、日曜の雨は堪えるとは思ってはいたが、よく売れていると感じている。また、離任・着任祝の影響もあり洋ラン類が堅調な販売ができている。 当社は、年度末を終え、新年度に入り、多くの実践目標を建てていく。コスト削減での経営開始、商品集荷・販売増、それに関する新規顧客の開拓や既存顧客へのサービス・訪問、生産者の方々との協議等数えられない位に動いていかなければならない。その中でも、前年度いや過去に経験し気づいた「問題の解決」がいちばん大きい。先日もコラム読者の方からメールを頂いた(内容公表の了解済み)。内容は「社員の方々のレポートを読んで問題を発見し解決する大事さを多くの人に伝えて欲しい」とのこと。 「問題」とは、要するにあるべき姿(目で見て頭で考えられる理想であり目標)と現実(実績)とのギャップであること思う。世間で云われているマイナス発想とは「目標と実績が違いすぎる。だから私たちにはできない」と考えることである。今回の社員のレポートを何度も何度も読み直していることで、その実績がプラスとなるイメージが浮かんでくる。 このレポートでの提案が、他人や他社社員の借り物では自信も情熱も持つことはできないし、説得力も欠け、協力も得られず、うまくいかないことになる。自分で考えることや自社の社員なりの「こうすれば良いのではないか」と云う仮説も必要ではないか。忙しい人に限って、いろいろ問題を抱えながら、それを解決できない状態にある。その人達に共通しているのが「忙しさにわずわらされて、頭が混乱している」ことだ。まずは「頭を整理すること」なのではないでしょうか。 |