IndexNo:519:九州大田花きと連携していくこと

今週、切花は月・水曜と全品目において軟調な取引となっていたものの、今日の金曜はオリエンタル百合・かすみ草他が、じり高(価格がじりじりと高くなること=市況用語)であり、カーネ他草花類も小戻し相場であった。菊類は、大菊類の年末二度切り分の入荷増で軟調な取引が続くものと思っている。しかし、この状況も来週後半には、一挙に入荷減の状況になる。これは、年末あと作での生産状況でいえることで、1月前半~半ばの菊類他の出荷減での入荷であったことで、5月前半には減少傾向が強まるのでないか思っている。鉢物は取扱高、数量と昨年並みの取引で推移している。

来週には、母の日商戦も始まるので担当者にも指示して、販売増の動きを強めている状況である。カーネの生産状況であるが、昨年より5~7日早い出荷が続いているようで、母の日の週は昨年より3割程度減少傾向にあるようだ。入荷は、輸入カーネとの兼ね合いもあるが、担当者が今日に確認をするために生産者周りを行なっている。鉢物は、相対商品(注文)の商品展示(先週から)と相対受付が順調に進んでいるようで全般的に好調に販売できていそうである。

生産者の方々から最近の問いに多いのが「九州大田花き」のことである。先週の土曜日に事務所見学会と開業記念パーティが福岡の地で行なわれて出席をしてきました。宮崎中央花きと大田花きとは関係が深く、私が大田花きの磯村社長と前市場(宮崎花き流通センター)からの付き合いをしていただいていることで、九州大田花きに対しての関係もより強くなってくるものと思っている。尚、4月の設立時から試験的にチース・白大菊・バラと取引を開始している。地元生産者にも商品を直接みていただいて勉強してもらったり、買参人・仲卸の方々には、地元産地の入荷が減少してくる時期、そして地元で生産されていない商品を上場して、品揃えの意味で好評をいただいている。例=白菊で云えば、切り前が違うことで花色がより純白とステム(軸)の作りが違う

九州大田花きとは、これから相互の商品の売買と当社の生産体制への協力を進めていく。地方での私たちの生産全体に対する情報不足を補うことと、新品種等の生産における販売・指導等に今以上にプラスになれば、必ず生産県としての地位を確立できてくると思っている。但し、宮崎中央花きの基本的なスタンスは従来通りの考えでいくと約束していきますし、社員もそれを忘れずに動いていきます。これから種苗・生産・販売・流通・小売までの「サプライチェーン」を確率化していけば、必ずに皆で繁栄していくのでこれからも相互の関係をより深めていくと思っている。