IndexNo:525:頑固な一枚岩の会社づくりの重要さ
今週、切花は、昨年6月第1週が厳しい相場での展開に対して、今期は、草花、菊類を中心に好調に販売できた影響で取扱高、数量、取引単価に於いて、大きく上回る数字を残すことができた。しかし、バラを含む一部の商品は伸び悩んでいるので、来週の販売目標としている。鉢物も好調に販売できており、今期に入ってからの鉢物取引をみていると、取扱高、数量共に増加して続伸傾向にあるのは確かであると思う。 総会シーズンに於いて、色々な企業(異業種を含め)の幹部、社員の方とお話する機会が多くなります。今回は、そのお話を聞いた中で私の考えと『想い』を述べさして頂きたいと思います。世の中には、表向きは経営者の意見に全面的に賛成し、命令を受けながらも、腹の中では違うことを考えている方々がなんと多いことかと残念に思うことがある。経営者と幹部、社員は「一枚岩」になって会社の進むべき道を切り開いていかなければならない。どれだけ『頑固な一枚岩』になっているかが、会社の力を決めていると思う。 しかし、それは経営者の判断をひたすら待つと云った姿勢や盲目的に受け入れてしまうといった姿勢を意味するのではない。また、経営者、幹部いずれもカバーしている分野や範囲も入手する情報も違うのであるから、皆が同じ考え、行動になることはあり得ないと思うのです。全体的にみて判断していくと経営者(社長)と日常的に動きが違う幹部の方々とは、細部に多少食い違いがあって当然だと思います。大企業、中小零細な企業の社長でも、情報収集や行動、そして現場の変化を見落とした判断をすることもあり得ます。 私が知る「躍進する企業の経営者」は、そのことを充分に承知しており、それぞれの分野での活躍する信頼できる部下からの情報提供や意見を重視している方もいらっしゃるのです。もし、幹部及び社員の方々の担当責務と云う立場にあり、根拠も裏付けもハッキリとした意見を持っているのなら、辞表を用意してでも会社の為に自説を貫くと云う覚悟で、社長に思い切った直言をすべきでなかろうかと思うのです。そのことが『頑固な一枚岩』を築く根本ではないでしょうか。このことは、私が社員から頂いたレポートを何度も読み直すことで、本当に体感したことであるのですから。 |