IndexNo:526:カギは7月~9月の販売である

今週の切花は、昨年6月の激厳しい状況と比較はならないが、取扱数量で25%増、取扱高で150%増での取引となっている。しかし、品目によっては取引状況も厳しくなってはいるものの、全体的に葬儀を含む需要が好調なだけに大きく値を下げることはないと思っている。鉢物は、苗物類が他市場と比較して、軟調な取引となっているが、入荷数量も取扱高も昨年を上回っている。梅雨入りもしてきたが、晴天が続き小売事情も好調に推移してきているので販売努力がもっと必要になってくるので、担当と共に努力していく所存である。

株価も1万円台に突入かと云う報道がある。また、経済紙等では、4月~6月期のGDP(実質国内総生産)もプラスに転じてくるとの見方である。生産分野では、1月~3月期を底を打ったと云う一部報道もあるようだが、消費や住宅建設等を含めてマイナスが続いている。自動車・家電産業では、エコ減税等で生産、販売共に活気が出てきて、ようやく景気の戻りかと云う話がある。

私たち花き市場では、管内の調査をしてみると5月末で昨年比で102~103%で取扱高が推移しているようだ。6月になっても、取扱高が激減した昨年と比較しても大きく増加している。しかし、この販売状況をみると、花不況に陥った一昨年には、取扱数量、取扱高共に並んではいないのが現実である。生産者の皆さんには、市況において、まだまだ満足していない状況ではあると思うが、一部の生産者の方々は6月半ばを終えた段階で、想像していた以上には販売ができているとのことであった。これからの第2四半期にはいる7月~9月の販売がポイントになってくるので、各市場共に営業努力を惜しまずに頑張っている。宮崎中央花きでも、夏場の営業強化の下に担当者が「想い」を持って頑張っている。さあ、これからだ。