IndexNo:527:ネット(Web)サービス7年目を迎えて
今週、切花は、頼みの婚礼、葬儀需要も減少傾向にあり、全体的に軟調な取引となっている。とくに菊類においては、県外市場の単価安の影響からか入荷量が増加して弱気配での取引のようだ。6月も半分が過ぎて、例年のように小売事情もいっそうに厳しくなってくる時期ではあるが、今年は例年と比較しても花々の動きは落ちてはいないと判断している。 市場流通の常識として、入荷が増えてくれば単価が下がると云う状況ではない。問題は入荷する商品の内容であると思っている。売れ筋3割、普通売り5割、苦慮売り2割が守られれば、販売単価もついてはくるが、これが2.5.3となり、また1.5.4となると暴落の一途となる。鉢物は、取扱高が増加しているものの、苗物が他市場より厳しくなってきている。これは宮崎市を含む近郊の地域では、宮崎市が管理する「花のまちづくり公社」が幼稚園や小学校に苗等を配布しているが、他市(県外含む)の幼稚園や小学校では、行政の配布等はなく、園芸店や生花店に直接に注文がはいるので市場価格に反映・影響(単価高)してくるためだ。この状況も来週までには終わるようで、今後は宮崎市との協議を進めていければと思っている。 当社のネット(Web)部門も開始以来、7年を迎えることとなりました。アクセスも80万近くになり、今後も顧客の皆様に利用して頂くシステムを目指していかなければと思っているところです。年々、ネット(Web)取引も右肩上がりで伸びてきており、顧客のリクエストも多様化しており、その要望に応えていかなければ簡単に取引先を失ってしまいます。その為に3年前にネット(Web)販売のHPの変更や配達部門の充実をしてまいりましたが、まだまだお客様には満足されていないようです。 現在の当社のネット(Web)取引では、アイテム数や構成にも問題があり、なかなか解決できないで居るのが現状であります。とくに夏場に入ると花々の入荷到着時での「痛み」等でアイテム数に限りが出てくる。これからの主流である平地・高冷地物や東北、北海道の商品にも輸送中での事故・破損等に問題がおきてくる恐れがあるので、ネット(Web)取引での上場に十分な注意が必要となってくる。今後は、他市場のネット(Web)取引販売での競争が激化してくる中での、アイテム数の増加や規格品の多種多様化掲載と配達にかかわる到着時間の問題やネット(Web)環境の出来ていない顧客への対応をクリアしていくよう努力致しますので、何卒、宮崎中央花きの3DAYs,ネット(Web)サービスをご愛顧頂きますよう宜しくお願い申し上げます。 |