IndexNo:536:「花問屋おおすみ」オープン

今週は、9月第1週としては、一昨年、昨年と比較して取扱数量、単価共々に上回ることできている。白大菊(優花)のみが花の奇形(3割程)も多くて単価を下げてはいるが、他の品目は好調には販売できている。この状況は、葬儀需要での洋花、草花類の需要が多いので、しばらく続くものと思っている。また、9月のお彼岸での商戦が近くなり、状況を確認しているところであるが、この件に関しては来週には報告できると思うので期待してほしい。

当社3つ目の出資会社である「花問屋おおすみ」が、この9月に鹿児島県鹿屋市にオープンする。この会社は、問屋業務は勿論のことではあるが、地元の青果市場との連携、そして地元生産者の産地育成を兼ねて営業をやっていく。当社としては、鮮度、品質、価格に見合った商品の供給の課題が課せられると思う。その為には、県内産を中心に商品の形成をより確立していかなければならないと思っている。社長である待木さんをはじめとするスタッフの方々には、急な入用があったり、相対・注文等でのサービスを含め、地元の小売商の方々の期待に副えて欲しいと願っている。

自分と同じような年代で、似たような経験しかないのに、顧客が多く信頼されて人、販売成績が常に上位にランクされる人、企画を次々に出して成功される人、効率を上げる改善提案をどんどん出していく人・・・と明らかにひとつ上の実力を身につけている人がどの会社でもいると思う。そう云うひとを「要領がイイ」「運がイイ」「頭がイイ」などと思ってはならない。確かに話上手で本来、営業に向いていると思えるような人もいるかもしれない。しかし、殆どの場合は、実力を身につける努力を目立たないようにしているのである。

私がいつも社員に伝えることは「コツコツ」を継続していくことが大切だと云っている。短期間に身についたことは実力にはならない、しょせん短期間で忘れていくしまうものであるから。真の実力とは、長期にわたって続けて取り組むことだけしか身につかないと思わなければならない。自分と同じくらい忙しいはずなのに顧客が多かったり信頼されているということは「顧客への思い」「時間のやりくり」等を努力していると思う。努力とは他人が休んでいるときに、他人がやらないことをやることだと思う。そして、もっとも重要なことは『その努力を持続させる努力』なのだと真に思っている。『コツコツ』『コツコツ』それが最短の成功法である。