IndexNo:541:日経新聞で読む消費拡大

今週は、切花・鉢物共に台風の影響を受けていたが、今日の金曜日は菊類を中心に小戻しの取引となっている。管内では、直接に台風の被害はなかったようで安心はしているものの、他産地の被害状況は把握していませんが、万がいち被害にあわれた方々がいらっしゃれば心よりお見舞い申し上げます。当社では、来週より大菊を中心に入荷減と云う状況が担当者より報告がありました。10月に入り、気候等の影響で価格も低迷しているので、入荷状況をいち早く取っていきながら安定した販売ができるように担当者を含めて努力していきます。

先日の日経新聞の消費の現場に「花の美しさ5日間保障致します」の記事が掲載していた。首都圏地盤のスーパーYの店舗の生花売り場での記事であった。内容は購入してから5日の間に花がしおれたり、枯れたりした場合は、全額を返金する仕組みだそうだ。このスーパーYで約一ヶ月間、他の4点で実験したところ、返金率は2%程度、売上は約1割伸びたと云う。また、「花の手入れになれていない人は、すぐにダメになると思って手を伸ばしたがらない(同社)傾向にある。とのこと。この記事を読んで「従来の発想を変えた消費拡大」だと思ったことも事実でありますし、花々に馴染んでいない人達に花々の美しさ、やすらぎを教えていく、そして安心して購入ができる画期的なシステムだと思うのです。

所得金額が下位にある宮崎で、このような消費者寄りの発想で販売を計画してある花商さんがあれば是非、協力させて欲しいと思っていますので、ご連絡下さい。最近、ずっと考えていることがあります。それは、大きな消費の拡大運動より、規模が小さくても皆がやれる消費拡大はないかと云うことです。私自身にヒントや事例等が身近なところにあるのに気がつかないかもしれません。気がついている方がいらっしゃればご連絡下さい。