IndexNo:542:消費拡大実践、少しではありますが進めていきます

今週の切花は、月・水と取扱数量は前年並みでありましたが、販売単価が@10程度下落している状況で取扱高は落ち込んでいる。今日の金曜は、大菊類の品薄感が強まり単価も倍に近い状況で反発した取引になっている。白大菊の入荷が高冷地物と暖地物の切替時期にあたることで激減している。この状況は来週いっぱいは続くので、昨年10月と逆のパターン(中旬以降に増加)になってきそうだ。鉢物は、ポイン、シクラメン、パンジーと秋~年末商品が入荷がはじまり、これからのシーズンに期待をしている。

12日朝、福島花きの笹木さんから阿部社長がお亡くなりになったとの訃報をいただいた。阿部社長には、福島花きの前身である福島高級市場からのお取引をしていただいており、個人的には、阿部社長と福島・宮崎の地で二人懇親会として酒を飲みながら遅くまで話しが進んでこともありました。また、市場協会や中央卸売市場部会でも、「弟分」として可愛がっていただきました。日程の連絡等の関係で18日の告別式には出席できませんが、心よりのご冥福をお祈りしたいと思います。いつも優しく接していただき、本当に有難うござました。

先週のコラムでの「花の美しさ5日間保障致します」の内容で県内外の花商さんからご意見をいただきました。殆どの花商さんから「前から考えていたのでアドバイスをお願いします」とのことで、私としましても、当然ながら協力をしますとの返事を送ったところです。この件に関しましては、品目、品種も関係しますし、産地、出荷、入荷時期も課題となってくるので、情報収集や勉強が必要になってきます。まずは「何からいつはじめるか」のデータ収集が大事になってくるでしょう。

この消費拡大の事で現在、行動・計画していることがあります。これは、地元銀行の宮崎地区の支店(29行)に鉢物・切花を1ケ月に2回展示していただき、品目、産地を掲示して「お近くの花店、園芸店でお買い求め下さい」のスタイルで消費拡大を始めることであります。もちろん当社の負担(年間50万程度)で地元産の展示していただくことで、市民の方々の購入意識を少しでも変えていくことと、花々の優しさを待ち時間の間で感じてもらうことであります。これには、市内の花き市場の協力も必要なので、先日に市場の役員の方にお話を申し上げたところです。とにかく、消費拡大を「前向きに行動する」ことを実践していくことが、花き業界に大事なことだと思っています。この運動のスタートは11月13日から(銀行展示は一部の店舗で16日になることもあります)です。さあ。頑張るぞ