IndexNo:543:社長のメッセージから

今週の切花は、菊類の入荷減による高値での販売となって全体的に強含みの取引となっている。この状況は全国的に同じで来週の前半までは強もちあいでの取引が続くものと思っている。菊類に関しては、白菊は徐々に増えてはくるものの、黄・赤大菊と小菊類が極端に入荷が少なくて品薄高が続く。高値での取引となれば、市場の取扱高も増えてくると思っているひとが多いと思うが、入荷量減のために昨年比には届いていない。鉢物は、苗物(野菜苗)を中心に順調に取引されている。鉢物のネット(Web)取引も順調に販売できている中で、これからの秋・冬植えシーズンを迎えて担当社員共々に販売努力に徹していこうと思っている。

今日、当社は給料日であり、恒例の社員・パートの皆さんに毎月贈る言葉 「社長のメッセージ」を掲載します。

今月のメッセージ  平成21年10月

タイトル  コツコツと消費拡大にむけて努力します

花き業界の新聞や経済誌には「日持ち保証」と云う言葉が、買い手(量販店)や売り手(JA)からの発信(メッセージ)が目立つようになってきました。これは、消費拡大(利益拡大をも含む)や各企業や各行政、JA単位の品種を売り込む手段、手法として「日持ち保証」を打ち出して来たと感じているところです。私たちの業界において、このような新しい情報を消費者や業界関係者に発信することで「ニュース」としての話題性ではgoodだと思っています。

先日の日経新聞にヤマダ電機やエディオン等の大手家電量販店が「街の電気屋さん」のFC(フランチャイズ)化を推し進めていくと書かれていました。「街の電気屋さん」も生き残って行く為に、大手家電量販店との連携になり、いつでも修理に来てくれることやいつでも買える等ができた近くの電気屋さんから遠くの電気屋になって、「真のサービス」が私たち消費者の前から消えていくことが寂しい感じでもありますね。しかし、生き残っていくことや生活の為に仕方がない状況であることも事実でありますし、私たち花き業界も「花屋さん」が消えていく運命になるかもしれません。その為には、私たちができる消費拡大や営業活動をして、そうならないように努力することが先決だと思います。

11月中旬より宮崎銀行さん(市内30店舗)にお願いして、銀行ロビーに県内産の花々を飾っていただいて「品名」「産地名」「ご用命はお近くの花店、園芸店でどうぞ」と云う活動を進めています。待ち時間の長い銀行で少しでも消費者の目にとまり、『花々の美しさや優しさ』を感じてもらって購入していただくと云う結果に繋がればイイかなと思っているところです。市場である当社が予算をつけて『花々をアピールしていく』との消費拡大をしていくことの重要さを大事に、来年5月まで月に2回、この運動を実行していきますので、社員の皆さんのご協力をお願いしたいと思います。また、この運動には買参人の方々の協力も必要となってくるわけで、まずは私たちから動くことを実践していく所存であります。宜しくお願い致します。 
                                      代表取締役 小倉幹哉