IndexNo:546:IFEXに参加して感じること
今週は、切花・鉢物ともに前年比において、取扱数量は10%増、取扱単価は下落している状況であった。日中の気温が22~25度と高く、入荷が一挙に増加してきたことも原因となっている。昨日からの雨で好調に販売されていた苗物も弱含みの取引となり、私的には、天気の回復してくる土曜、日曜に小売事情が戻れば、今後に期待できてくるのではないか。また、来週の月曜あたりから気温も下がつて(朝の気温が6度前後)くるので入荷量も安定して戻り相場になってくると思っている。 11日に中央卸売市場部会と日本花き卸売市場協会の理事会に出席をしてきました。とくに中央卸売市場部会では、農水省の卸売市場室・花き産業振興室の方にも会議に参加していただき、有意義な部会開催となりました。政権交代で農水事情が良い方向に変化すれば良いと私自身思いますが、最近の事業仕分け報道では、与党のショー的なところも見られ、本当に農業を知り尽くしての事業カットなのか、もっと深く農業分野の本質を把握、勉強してくれればと思っているところです。中央卸売市場部会では、私達中央卸売市場側からの一方的な意見での会議となりましたが、両室共々に前向きなご意見を頂いたことは有り難く思いました。 翌、12日には、幕張で開催されているIFEXに参加してきました。IFEXで感じたことでありますが、ここ2.3年の傾向とは違ってきており、切花ではケニア、エクアドル、韓国等をはじめとする海外産地商品を扱う国々や商社の大掛かりなショー及びセールスの場となってきていること(市場取引の輸入商社は紹介のみ)。国内産地のブースも年々減少し、国内花き市場のブースも3店舗と、わたしたちの花き業界の方向性とは別なものになってきていると思いました。これは、買参人や園芸業者に市場外流通を勧めていく場になってきていると云うのが私の思うところです。生産者の方々の参加も多かったのは事実でありますが、その中でもバラの生産者が海外のバラブースを見学されていて「これでは俺達も負けるわ!」と云われていたのが印象的でした。来年には、当社の生産者(旅費助成)と市場の営業社員(切花)に是非、参加・視察していただけるように計画していこうと思いました。このIFEXを見てどのように感じも今後にいかしていくか、非常に勉強になるでしょう。 |