IndexNo:548:消費拡大実行で思うこと
今週は、全国的に入荷減の傾向での取引が続いている関係で当社も昨年比で月・水・金曜日と入荷量が10%ダウンしているが、取扱単価は全体的に品薄高での取引となっている。品目別では、大菊類は変わらず、SP菊・バラ類・オリエンタル百合系・LA系が反発して、ガーベラ・ソリダゴを含む草花類は強含みの取引となっている。12月初旬も寒くなる予報なので、堅調な取引が期待できるのではないかと思っている。これまで好調に販売できていた鉢物は草花類の苦戦が続いており市場(全国)の取扱高に影響しているよう。これからの小売事情やギフト関係での販売に期待はしているところです。 11月の第2週金曜日から地元の宮崎銀行さんにご協力願い市内32店舗の店舗内に鉢花を飾っていただいている。これは前回もお話したように「花々の消費拡大運動」の一環として当社が始たものです。1回目は地元産のポインセチア、今週2回目(昨日)は地元産のミディ系のコチョウランを飾っていただいている。銀行と云えば「待ち時間」の間で訪問者には時間が出てきますね。そのことは「花々」に目がいく時間もあることで、『品名・産地、ご購入はお近くの園芸店、スーパー、生花店でどうぞ』と云う名札を商品に添付してもらっているのです。 今回の反響は直ぐにあり、当社の取引、納入業者や異業種の方々、友人のお母さんや奥さん方々から電話やメールを頂いたことも事実であります。内容は「待ち時間に綺麗な花に直ぐに目がいきました。とても綺麗でしたよ」と。また、ご協力いただいた宮崎銀行さんへ写真を撮りに行かせますと、店舗の中でいちばんに目立つ場所であり、尚且つ「お客様番号発券機?」の隣に置いてもらっており、本当に感謝しているところです。また、当社の買参人の販売意識も高まってきたこともあり、「3回目の花は何ですか」と聞かれる方々が多くいらっしゃったこともご報告致します。 いつも「花々の消費拡大は大事」であることは理解していますが、そのことを実行していくことは、多くの予算と労力が必要だと思っていました。今回、当社が始めたことは、少ない予算と労力ですぐすぐに消費に繋がらなくても、消費者には地元のどこで生産されているか、そして「待ち時間」という空間で花々の綺麗さをわかってもらえれば、次の消費拡大への大きなステップになると思っています。私は、これからも花き業界の為に努力していきます。 |