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早いもので12月に入りました。今週の切花は、葬儀需要に頼ってはいるものの、菊類とバラ系だけは入荷減の影響で好調に販売できていましたが、球根類、草花類は軟調な取引でありました。とくに大菊系は来週後半までは品薄高の状況が続いていくものと思われます。明日から火曜までは寒気の影響で冷え込みの予報が出ているので、他の商品の価格も強含みの取引が続くのではないかと予想しています。鉢物は、今週からのギフト商戦も好調に販売できている。また、苗物類も入荷が一挙に減少したために反発した取引でありました。 今日は「松市」が開市されました。結果として取扱高は微増、入荷量は増加して約25万本(10%増)、取扱単価は県外注文で下級品の相対が増えたことで下がりましたが、セリ場の情況としては、今の景気の悪さを考えれば予想したよりは良い流れでの販売ができたことは、来週の「千両市」につなげそうです。 先日に岐阜のお花屋さんから「今年は年末商材の入荷予報はしないのですか」とのメールを頂きました。今年も状況を把握して報告しますのでしばらくお待ち下さいとの返事を送りました。今年ほど、入荷時期を予想できない年はありません。それは「温暖な気候がどこまで続くのか」また、「寒さはいつ頃にやってくるのか」と云うことなのです。最近、雨が降ってからの気温が少しながら下がりだしていることも気がかりです。「秋から冬に掛けては、ひと雨来ることに寒くなる」と云うことも忘れてはいないのですが。来週には県内外の産地調査を会社あげて行いますし、県外市場との他産地の情報等を分析してご報告したいと思います。 |