IndexNo:556:決算まで残り2ヶ月で思うこと
今週の切花は、月曜、水曜と軟調な取引が続いておりましたが、先週のコラムでお話したように今日の金曜から若干であるが価格も持ち直してきている状況であります。大菊に関しては、隣県市場の価格が暴落していますが、当市場では安定した価格で販売できるように日頃より調整販売(相対、ネット(Web)取引、市場間取引)をしているので大きな崩れはないと思っているところです。球根類、草花類と他市場と比較しても中値での販売ができており、中値安定を持続できるように努力していくよう指示は出しています。鉢物は1月全般をみて、取扱高、数量、単価共々に昨年を上回ることができて、切花同様に1月としては好スタートができたのではと思っています。 決算時期まで残り2ヶ月となり、取扱高も昨年並みをキープしそうな状況でありますが、問題は「会社の収益」がどこまで計上できるかが「社長の目的」として重要なところです。どんな会社の社長でも、あらゆる判断行動はすべてそのための「手段」にすぎないのです。当たり前のことですが、他幹部や社員は頭では収益の重要さは分かっているつもりでも、現実には自己満足や職人的満足が優先してしまうものです。しかしながら、これからは何かを『改善』して収益を生むと云うことを自覚していかなければ、会社も収益向上どころではないでしょうね。 「社長の焦りは社員の百倍ある」という言葉があります。この場合の「焦り」は社員や他管理職に対する「いらだち」となります。しかし、それは経営者として当然の要求だと理解すべきだと思っています。私(社長)に「あの件はどうなった?」と急がされて、社員、他幹部が「もうちょっと待ってください」と云うのは、よくある光景でありますが、その「もうちょっと」が百倍の意識の差だといえるでしょう。私は思います。収益に結びつくことなら貧欲に取り込もうという私(社長)の百倍の焦りを理解できる社員、他幹部だけが、真に優秀な社員、幹部として期待に応えてくれると信じています。 |