IndexNo:571:母の日商戦 「①販売状況」

今週の切花は、月~水は取扱数量、取扱高ともに昨年並みでの取引となっていますが、今日の金曜は取扱高、数量、単価ともに下回っています。状況としては、母の日明けの月曜から葬儀需要に支えられての取引が主でありましたが、昨日(友引)から需要も落ち着いてきたようです。鉢物は、入荷量が減少したものの、取扱高は昨年並みでの取引となっています。とくに苗物はセリ場での取引において堅調な販売できて流れも良かったと思っています。

母の日の状況でありますが、今年の母の日は、GW明けで小売にて苦戦するのではないかと思っていました。しかし、昨年並み、若しくは10%増での販売ができている店舗が多かったようです。また、20%増の販売ができている店舗もあって、「景気の戻り」まではいきませんが、近づいてきているような気配はしているところです。イオンを含めて量販店も昨年以上の販売ができているようですね。(当社の花屋さんがイオンの特設売り場に出店したことでの意見)。商品的には、鉢物7、切花3の割合で販売できたようで、鉢物の「お母さんたちの好きな花々」が人気があったようです。とくに鉢物の寄せ植えが人気が良く、単価で3000円~5000円位が売れ筋だったと聞いています。また、他店で購入した小物(ハンカチ等の衣料品や化粧品等)を、鉢物と一緒にアレンジしてもらうと云う販売も多くなってきたことも注目したいところです。

来週は、母の日で販売された、贈答された商品の「花持ち状況」をお知らせします。これは、知人10人に鉢物(カーネ、アジサイ他を)5つ、切花(カーネ、バラ、オリエンタル百合他)を5つ、購入後10日を経過した商品の状況を「生の声」で聞いた、見てきたことを書きたいと思います。私たちは、母の日商戦が終われば「ホッ」としますが、消費者の手に渡ったあとは、どのような状態になって飾られているのかと云うことを知らなければいけないと思います。消費拡大も大事でありますが、それとは、別な「視点」で「販売後の声」を「知る」「聞く」「考える」「改める」事も大事だと思っています。