IndexNo:580:復興の為に皆で努力しましょう

8月27日に宮崎県東国原知事より口蹄疫に関する終息宣言が出されました。この4ケ月あまりの宮崎県全体の経済は、全ての業種において低迷し続けて本当に厳しい状況でありました。私たち県民は、これからの復興に努力して、経済を立て直していくことが、必要不可欠だと思います。また、終息宣言後の「慰霊祭」への献花用大菊の提供(県市場連)と2ケ所の祭壇製作への協力(県生花商)を行いました。多くの業界関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今週のコラムは、毎月の給与支給日に送る社員へのメッセージを掲載致します。来週からは、通常通り「金曜日」に掲載致します。今年で8年目を迎える「社長のコラム」ですが、これからもよろしくお願い申し上げます。

今月のメッセージ   平成22年8月

          「オンリーワン」より「ナンバーワン」
  

SMAPの唄で「ナンバーワンよりオンリーワン」などと云う歌が数年前に流行しましたが、まさか、皆さんは「オンリーワン」を目指していたりしませんか。たしかにそうなれば本当に楽ですね。でもその考え方はたいへん危険だと思うのです。オンリーワンには、「良いオンリーワン」と「悪いオンリーワン」があると思います。

「良いオンリーワン」とは、遠近のライバルがいる中で、私たちの顧客(買参人と荷主の方々)から『宮崎中央花きしかない』と言ってもらえる。逆に自社中心の考えの中でライバルがいなくなればよいなどと思っている「悪いオンリーワン」があります。ライバルは大小でも切磋琢磨して互いに伸びる。そして、花き業界も伸びていくことが業界の発展に必ずに繋がると思います。

私が知る限りの「オンリーワンの会社」は会社経営も売上も永くは続きません。だいたいが、顧客からみて選択肢がなくなり、働く者達にも甘えができてスキがでてきます。そのスキをも気付かずに平々凡々と仕事をしていくだけで、現実に気付いたときはアウトですね。本当に強い会社は「オンリーワン」ではなくて「ナンバーワン」を目指しています。

顧客から見た「他社との違い」を明確にして、ライバル他社に対して優位に立とうとします。それが「ナンバーワン」戦略だと思うのです。顧客にはたくさんの選択肢があった方がイイはずです。ライバルが居るから競い合っていけるので、その状況が自分を伸ばしていける。私たちが伸びていけば、おのずと会社も伸びていくと確信しています。

さあ、8月も終わりになりました。あと1ケ月で第17期も半分が終わります。これからの皆さんの行動と成果に期待します。
                              代表取締役 小倉幹哉


追伸、今年の気温は高温続きで身体が休まる日がありません。塩分を十分に取って水分補給に努めましょう。