IndexNo:583:イイ花々とは何でしょう??

今週の切花は、取扱数量・単価・数量共に昨年を上回る状況でありました。依然、洋花・草花類は好調で推移していますが、大菊類だけは、今日の金曜日に入荷増となり軟調な取引となりました。この陽気な気候が原因だと思われますが、隣県の市場の価格が続落した取引のために一挙に入荷が増えたようです。大きな崩れなく、もちあいでの取引となっていることは一安心と思っているところです。鉢物は、秋苗の商品が増加するも、横ばい状況での取引で取扱数量・単価・取扱高も増加しています。

13日に「頑張ろう!宮崎・園芸生産者大会」があり、出席してきました。全国の78社、青果・花き市場が参列し盛大に開催されました。今年4月に発生した口蹄疫は、畜産農家のみならず、園芸農家、取引先、関係機関に大きな打撃を与えました。今回の生産者大会は、取引市場と消費者代表を招き、県内農産物のアピールを行うことで開催されたとのこと。県内商品を取り扱う意味で同じ目的を持つ三者と行政機関を含めた協議としては成功だと思いました。これからの宮崎農業の発展のために皆で努力することが必要だと感じた大会でありました。

ところで、今回の「頑張ろう!宮崎・園芸生産者大会」での懇親会の席で、某市場の方から「花々のイイ花って何でしょう?」とお話がありました。色々な意見も多々でましたが、結論は出ませんでした。私は「イイ花とは、もちろんでありますが、綺麗で病気も入らずに花・葉ともに姿が良い花だと」また、「全国に花々を転送していると、各地域で入荷量が少ない時に、必要な数量を間違いなく発送できること。そして、その数量を出荷してくれている生産者の方々が居ることとでその商品全部がイイ花に見えます」と。

本当は、消費者の方々の手に入ったときの商品がいちばん大事なことでしょうね。そのことを最近の業界の方々は忘れているのではないかと思います。色々なJAさん、生産者とお取引していますが、単価が一番で商品の良し悪しは、その次だと感じることがあります。私たちも単価、取扱高をあまりにも重要視しすぎて、その商品の行き先を忘れている節があります。やはり、リビーターとなって、もう一回買って頂くことと、商品のサポートをしていき、花持ちの良い美しい花々をお届けすることが一番だと再認識してみようではありませんか。