IndexNo:591:当社の年末商戦パート2 「適切な情報と指示」
今週の切花は、取扱数量・取扱高は増、取扱単価は昨年並みでありました。大菊類は弱気配、SP菊・小菊は軟調、草花・球根類はもちあいでの取引となっています。来週は、全国的に「松市」「千両市」の狭間になるために小動きでの取引となるようです。鉢物は、取扱数量で減少していますが、取扱単価は前年並みと来週からのXmas商戦、年末・ギフト商戦に大いに期待しているところです。 当社の「松市」は先週土曜の4日に開市されました。状況としまして、上級品(130cm~110cm)の若松は、ここ数年において販売に苦労しましたが、今年はセリ取引でも流れが良くて、そして途中の下げなくスムーズに販売できました。ここ数年の間でいちばんのセリができたようです。これに関しては、小売事情での営業努力の結果だと思います。当社のお客様に感謝です。「ありがとうございます」。根引き松・大王松、枝松等の入荷量が激減した分(若松は微減)、全体での取扱高は落とす結果となりました。尚、産地で異なりますが、若松単品での取扱単価も上級品が売れたことで、昨年を上回ることができており、18日の「企画市(千両他)」に期待が持てそうな雰囲気でありました。 地方の花き市場ほど、前半の相対販売は別として、小売での状況は、年末に押し迫っての仕入が主流になる訳であります。そうなると生産(出荷)と購入(仕入)の適正な時期ということが大事になってきます。そのために水曜日に熊本・福岡に直接に行ってきました。それは、産地ごとに出荷時期を把握していくことで、荷主別に曜日ごとに正確な要請をかけていく、それを確実に販売していく。また、事前情報を正確に確認できることから有意義な販売に繋がる上で、他の品目との連携も上手くできると思っているところです。この品目が下げたから全体が続落したと云うことがないように、今は「足で稼ぎ、情報を得て適切な指示を出していくこと」が最重要課題です。 |