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昨日から、佐賀県唐津にて開催された九州花き卸売市場連合会の役員研修会に行って来ました。役員研修会では、(有)みのり農場・代表取締役 麻生茂幸講師の講話を頂きました。今後の有利な農業を進めていくには「農の原点に立ち返る」ことが大事であることを学ぶことができました。そして、農業経営とは別に、地域に密着、振興をも10年近く掛けて「熱い思い」で行政をも動かし、新しい観光地作りをも完成させたことは、強いリーダーシップのもとで皆が動いていくことの行動力、決断力と感じました。

また、この役員研修会と同時に開催されていました「九州生花商連合会唐津大会」にも参加して来ました。宮崎県内の生花商の皆さんも参加されており、コンテストに3名の皆さんがファイナルまで残り、県内のフラワーデザインの技術力の高さも感じました。懇親会途中では、九州管内生花商の皆さんが「宮崎県への募金」を参加者全員に呼びかけられ、20万以上の金額が集められ、柳田県連会長に手渡されました。柳田県連会長は「高原町をはじめとする被災者の皆さんへ花々を寄附することを発表され、参加者の皆さんに心より感謝したところです。

宮崎県内も16事例の「鳥インフルエンザ」に感染が報告され、新燃岳の噴火も降灰での被害が拡大し、本当に厳しい状況でありますが、こうした大会での「応援メッセージ」を頂くと、県民一丸となって、今以上に頑張らなければと思います。

先週の切花は、取扱数量は前年比で減少しています。全体的に7%位の入荷量減でありますが、とくに菊類の減少が響いているようです。取扱高、単価(10円高)ともに前年を上回っています。先週末からのポカポカ陽気も金曜までで、その後、寒気が続くことが予報されています。降灰での小売事情の減少が寒気と重なると、より一層厳しいものになると思います。鉢物は1月から、取扱高はずっと前年割れの状況であり、取扱単価は上回るものの、全体的に厳しい取引となっているのが現状です。