IndexNo:601:母の命日
今週の切花は、温暖な気候続きの影響で取扱数量は増加し、取扱高・単価共に減少しています。先週に軟調な取引であった菊類は単価を戻したものの、入荷量の大幅に増加したストック・金魚草等の草花類の取引が続落しました。2日前からの多少の冷え込みでの葬儀需要に期待していましたが、供給過多での取引となってしまいました。この状況は、全国的に同じく取引全般としては苦戦をしているようです。鉢物は、「春のシーズン」を向かえ、取引も好調で、取扱数量は前年並み、取扱高・単価は増加しています。今週は、沖縄産の観葉物が25フィートコンテナ1台分の入荷もあり、セリ売り・相対販売も強含みでの取引にて販売ができました。 3月11日は亡き母の命日であります。花屋の仕事が好きな母で、毎日夜中からいけ花を組み、朝には卸の顧客に花を売り、午後には、父が仕入れて来た花々を卸の顧客に売りながら、夜にはそれを水揚げして私たち兄弟を育ててきました。いつも「塩の辛さはなめてみてなければわからない」と・・・。とにかく誰からも手助けをもらわず自分ひとりで何でもしてみなさいが口癖でした。子供のケンカには、泣く方が悪いと幼少の頃は不思議に思ったことも多々あったことを覚えています。 そんな母も入院して余命が近くなると、看病している私に「早く帰りなさい」と「ありがとね」の繰り返しでした。あの母の「ありがとね」が今の私の口癖として、皆が私のためにしてくれている感謝とお礼として「ありがとう」と口から出てしまいます。世の中に母親から生まれてこない人はいません。今の状況が如何あれ、母親に生んでもらったことを感謝しなければいけません。私にも子供はいますが、皆「お母さん」ばかりで父親としては、たまに寂しい思いであります。やっぱり・・・・母親なのですね。 新燃岳の噴火も落ち着いてきました(昨日夕方に爆発的噴火1回はありましたが)。鳥インフルエンザもようやく終息に向かいます。昨日は延岡工業高校の生徒さんが募金活動をして、贈呈式の「真心」の報道がありました。全国のみなさんからマスクや義援金を頂きました。そしてボランティアの人達が今でも降灰の除去作業に応援を頂いています。本当に心から感謝、お礼申し上げます。有難うございます。 3月の彼岸商戦の状況でありますが、現在、情報収集の段階であり、この晴天続きの影響と突然の寒気の状況で正確なものが掴めていません。来週までお待ちください。 |