IndexNo:610:被災地の方々へ花々を送る産地
今週の切花、25日月曜は取扱数量は前年並み取扱高、単価共に減少しました。洋花・草花は値戻しでの取引となりましたが、依然として菊類の軟調な取引が取扱単価の原因となっています。これは、年末菊の二度切り分の出荷が多いことと生産事態が燃料コスト削減の為に加温を控えていることから出荷時期が長く続いているのが原因のようです。27日(水)、29日(金)と入荷量・取扱高ともに前年並みとなりましたが、婚礼需要と母の日需要にて草花・洋花ともに強含みの取引となっています。来週から本格的に「母の日商戦」となってくるので大いに期待しているところです。鉢物は、好調に販売ができており、入荷量・単価・取扱高ともに増加している状況でした。昨年の4月は鉢物が5週ありましたが、今年は4週で前年並みの取扱高を計上することができました。 当社の菊類の産地である「JAそお鹿児島」の花き農家の方々が震災の被災地へ菊類を送り被災者から感謝の声が相次いでいるとの新聞記事が4月27日付けの南日本新聞に掲載されていました。花き部会は3月末に「花で被災者の心を和ませられたら」と宮城県庁に問い合わせて県に5千本を届けられました。4月初旬には岩手県にも5千本を送ったそうです。各避難所に運ばれたキクには「この地に一日も早く新たな花の咲く日を心から願っています」とのメッセージが添えられていたそうです。 被災地でお亡くなりになられた人達へ「花々」も一緒に飾っていきたい。それさえできなかった方々が多くいらっしゃるでしょう。こうして鹿児島の地から「花の優しさ」を届けけることができて私も本当に嬉しいかぎりです。花き農家のみなさまに感謝しています。 国民のみんなが「気持ち」を込めて被災地の方々を応援しています。前文の生産者の皆さんもそうです。私達ひとり一人が震災、津波にてお亡くなりになられた方へのご冥福と今も苦労して生活している皆様への「ガンバッテ」と云う気持ちを込めて「想い」をおくっていると思います。 |