IndexNo:612:自分からコミュニケーションを取ることが大事です
今週の切花は、取扱数量は前年比で増加していますが、取扱単価は菊類を中心に下げ、取扱高は前年並みの状況です。菊類に関しては産地の最盛期が続いて需給バランスの崩れが結果となっているようです。また、母の日以降の洋花・草花・球根類では、全体的に小売事情も落ち込み、婚礼需要は22日(日)大安前の週が取引のメインとなり、葬儀需要においては、菊類の減少傾向となる25日以降で取引が活発化してくるものと思われます。鉢物は、取扱数量は増加し、単価はやや下げ、取扱高は前年並みとなっています。 先日、友人の会社の社員さんから相談を受けました。内容は、「社員間のコミュニケーション」について。営業で地域別に担当しているようで、今年4月から担当の地域が変更になったそうです。その地域の前担当者との人間関係が上手くいかないとのこと。私の応えは「最初は挨拶からだよ」「2番目は謙虚であることと、素直であることが大事だよ」と1時間位お話しましたが、ようやく理解してくれて、早速、同僚に「お疲れ様でした」と私の目の前で伝えてくれたのです。 人間はそれぞれ価値観が違い、発想や感覚も違います。ネガティブな考え方をすると、わずらわしくやっかいで、面倒なものですね。しかし、会社の中堅社員や若手となると、それは乗り越えなければならないハードルであります。そこで多くの人がつまずいたり、壁にぶち当たったり悩んだりするのです。人間関係は心と心の問題が大きいから、理屈では割りきれないと思うのです。つまずく人は、それを理屈で考えようとしていることが多いのも事実です。 人間は、不思議なもので、腹を割ってこられると、つい受け身になりがちですね。そこで「こいつなら信じてみよう」と云う気持ちで接していけば信頼の芽が生まれてくる筈です。換言すると「裸で付き合え」ですね。自分自身が思う、考えしまう相手だと上手くいかずに失敗してしまいます。ところが自分自身に素直な気持ちと謙虚さがあると必ずに相手にもわかってもらえる。大切なのは、相手の存在を認めること。ものの考え方が価値観が違っていても、相手は同じ人間なのです。多くの悩みを抱えている営業マンは、この当たり前のことが認識できておらず、自分中心にものを考えていますね。相手も自分もひとつの「社会のジグソーパズル」の一片だと考えていけば良いのではないでしょうか。相手の存在や個性を認めないことには、ピースはかみ合わないのです。 「おはよう」「おつかれさま」「ごくろうさま」「ありがとう」からでもイイです。自分からコミュニケーションの量を多くする努力も人間関係の大きな鍵だと思って欲しいですね。 難しくはありません。人間・・・・・・。どんな人でも「座って半畳・寝て一畳」なんです。みんな一緒なんですよ。 |