IndexNo:613:母の日商戦 「23年度販売状況」
今週の切花は、取扱数量は依然、菊類が多く、取扱単価も下げての取引が続いています。取扱高では昨年比微減という成績であります。洋花・草花類は婚礼需要で子戻しでの取引で推移し、菊類も20日金曜日には、セリ場での取引単価も多少上向きになってきており長いトンネルを抜けてきたようです。鉢物は、取扱高・数量共に前年を上回ることができましたが、取扱単価は若干の下げでありますが、セリ場での流れも良かったことでこれからの取引に期待できそうです。 18・19日と日本花き卸売市場協会の総会に参加してきました。全国の市場の殆どが12月中旬までは好調に市場の取扱高も伸びてきたようですが、3月震災での影響にて取扱高が90%台後半の市場が多いようです。4月以降も厳しい取引が続いており「先が見えてこない」と云われる市場が多かったようです。また、総会では大田花きの磯村信夫社長の会長就任も発表されて、これからの市場のあり方や消費拡大等に期待をしているところです。尚、第9次市場整備計画にての中小零細な市場の再編等が進んで行くと思っているところです。 ところで母の日の販売状況でありますが、イオン・市街地の3ショップ・市内スーパー3店程の店舗を視察及び調査してきました。また、母の日明けの月曜日には直接、生花商の方々に状況を聞くことができましたので、まとめをここにご報告申し上げます。まず、売上面では前年並みが7割位、前年より伸びたが2割、前年より落ち込んだが1割の成績でありました。今年は天気予報に反して日曜日に雨が降ったために、市街地の小売店では殆どが前年並みであったことと聞いていますが、一部では10%減少したところもあるようです。 イオンのような大規模集客施設を持つ大型量販店では130~150増の売上だったとのこと。スーパーでは殆どが前年をクリアされているようです。 切鉢の状況では、カーネと小物の鉢物との寄せ鉢が多く、カーネ単独の商品は母の日当日の後半から売れ始めたようです。また、カーネ以外の草花と洋ランを購入された方が目立っていたことも事実です。購入単価は2000円~3000円が多く、中には1万円お買上になる方もいらっしゃいました。切花では、SPカーネを購入される方が圧倒的に多く、購入層では小中学生が多く、高校生になると1000円位のアレンジを購入されていました。目立ったことと云えば30代の夫婦の方々が切鉢両方お買上(1500円×2)になる方もいらっしゃって、小物のプレゼントに花を添えるような状況ですね。今年の母の日に関しては心配する部分もありましたが、例年並の流れを自分の目で確認できました。やはり何処のお母さんも大事にされているんだなと感じたところです。次の父の日には如何でしょうか・・・・。お父さんは花々よりお酒が洋服かな・・・でも観葉植物や庭に植える植物や洋ラン等は如何でしょうか。 |