IndexNo:615:第9次卸売市場整備基本方針による市場再編についてのご報告

今週の切花は、30日(月)で取扱高・数量ともに落ち込んでいましたが、6月に入ってようやく取扱高・数量共に前年並みになりました。また、取扱単価は前年を上回ってきて、来週からの取引に期待が持てる状況になってきました。鉢物は洋ラン類が軟調な取引となり、取扱単価は上昇しましたが、取扱高・数量ともに減少しました。

30日18時から弊社の株主総会が開催されました。30名余の株主の皆様に第8号議案までの多くの議案をご審議いただきました。今日は、そのひとつでもある「第9次卸売市場整備基本方針における市場再編について」について書いてみたいと思います。難しい内容であるようにみえますが、これは「中央卸売市場」から「地方(公設)卸売市場」へ変更することです。理由として、宮崎市の広域合併(4町)になったことで当社の年間取扱数量が、農水省の示す開設区域内需要量が基準未満となり指標に該当すること、また、取扱品目ごとの基準数量が年間6000万本以下となり、この件も指標に該当すること等であります。

この市場再編については、当社だけではなく、全国の中央卸売市場の青果・水産・花きの指標該当の市場で行われることで、管轄が国から県へ移行するだけで、市場として当社は同じ場所、同じ体制で営業を続けます。この件については、一部の新聞等で報道され、荷主の皆様からの問い合わせが多く、今回、全容をご報告させていただきました。

市場再編に関して、メリットとデメリットもあるでしょうが、私自身は営業部門に際してメリットが多く、中長期営業戦略のためのサプライチェーンの確立を含め、他市場とも連携し、県内(産地)市場としての責務を果たしていくことをお約束したいと思っています。