IndexNo:619:第一4半期の営業成績

今週の切花は、取扱高・数量・単価共に前年を上回る数字で推移しました。とくに7月に入った今日(1日)は大菊類が大幅に値上がりしての取引となりました。しかし、チースをはじめとする一部草花類は軟調な取引となったようです。6月末累計(第一四半期)では、切花が取扱数量で105%・取扱単価は微安・取扱高は前年並み。鉢物は取扱数量でほぼ前年並み・取扱単価は5円強高・取扱高は増加と云う数字になりました。当社もそうであるように全国的に昨年の7・8月は、単価高による大幅な取扱高増となっていますので、今年は8月末で98%と云う数字でいければベターではないでしようか。とくに取扱数量だけは105%以上をキープできるように努めていければ良いと思っているところです。この数字を維持していくことは、全て社員全員の努力の結果です。本当に感謝です。

本日、7月取締役会を開催いたしました。4日間の休暇(土日を挟む)を与えるサマー休暇と夏季賞与についての審議があり、全て採決されたところです。このサマー休暇については、昨年夏にある社員から「社長、子供が夏休みであるのに家族旅行も行けない」との意見を聞きました。その後、他企業の情報を集めて「役員」・「社員」平等に『計画的な家族サービス』ができるようにしたものです。また、暑い夏に身体を休める時間を取れることで、より良い営業・事務に対しての仕事・行動ができればと考えたものでした。こんなことを「コラム」で発表すれば、またもや他市場さんからクレームがくるでしょうか・・・。それぞれの考ですよね。

和歌山のコラム読者の方からのご意見です。「経営が悪いから中央市場から地方市場へ転換されると聞きましたが如何でしょうか。」とのメールでした。前回も申しましたように、宮崎市は隣接する市町村との合併で人口が10万人程増加(計40万人)しました。農水省の第9次卸売市場整備計画方針における市場再編について、取扱数量が開設区域内需要量(約4200万本)に関して『該当する』ことと、昨年3月比において取扱数量における取扱品目ごとの基準数量(6000万本)に関して『該当する』ことで地方化への転換を開設者である宮崎市と協議して決定したわけであります。決して経営状況が悪いの転換したことではありませんよ。

平成10年の信販会社との提携による「カード決済」をはじめ、平成14年の農水省の食品流通高度化プロジェクト事業である国内初の「電子タグを利用した情報・物流ネットワーク」等、当社は様々な取り組みをして参りました。これからも新たなる営業戦略のもとに経営をしていかなければ、地方ローカルの零細市場として生き残ってはいけません。もちろん当社のみならず、すべてに関わる荷主の皆様、買参人・仲卸の皆様と行動を同じくして進まなければいけません。来週は都城園芸花市場との「新会社設立」について書いていきます。今後の市場のあり方として、私が考える「消費者の皆様に綺麗で優しいお花を提供していく」と云う基本のもとに「ひとつの応え」を出せれば繁栄できる筈です。