IndexNo:626:「喜ぶ・助かる・話せる・聞ける」
先週の金曜日にコラム掲載の予定でありましたが、私事の用事にて本日になりましたことお詫び申し上げます。 先週15日~19日の取引について報告致します。15日・17日と取扱高・単価・数量共に減少にあり、19日は、ほぼ前年並みと云うものでした。とくに盆明けの商いとなる訳でありますが、洋花・草花・球根類と全体的に軟調な取引となり、菊類も単価を若干下げてきました。28日が大安の日曜日なので婚礼需要に期待はしているところです。 さて、前回のコラムにて当社のサービスについて報告しますとのことを述べましたが、多くの花き市場で実践されているかもしれません。あくまでも、当社レベルのことなのでご了承ください。 私は、夜(8時~9時)にスーパーに買物に行くことがあります。もちろん、花々の売れ具合も色々なスーパーを見て調査も致します。「男」の買物は、おおざっぱなもので、スーパーのかごにドンドン入れていきます。賞味期間なんか関係なしに・・・です。さて、買物を終わりレジに並びますが、代金を支払ってから問題が発生するのです。ビニール袋に何から入れていけばいいのかということであります。入れ間違うと自宅に帰ってから刺身が逆さになったり片方に寄ったり、刺身や餃子のパッケージが破れて中身が散乱してバラバラになったり、ピールの重みで食パンが潰れたりして大変なことに・・・・。ホントにやっかいなものなのです。 あるスーパーで買物をすると、レジAの年配女性だけが袋に詰めてくれるのです。まあ、上手く詰めること・・助かっています。何回か、そのスーパーに通っていますと、あることに気付きました。男性客はそのレジAの所だけに並ぶのですね。他のレジの女性の人達のところには並びません。よく観察すると、レジAだけ袋詰めをしてくれていました。「なるほど・・・」と思い、1ヶ月程通っても結果は同じでした。 宮崎中央花きのセリに来られる買参人の方々は3割が女性です。そして2割が遠方から来る花商さんたちです。また、60歳を超えるお客さんもいらっしゃるのです。花々を購入される際は「ヒナ壇」でお買い上げになり、自分の台車にまでは会社側が運びます。その後は、台車を駐車場まで引っ張って車に荷物を載せてお帰りになる。それが市場の一般的な流れですね。 そこで宮崎中央花きが実践したこと。 ●台車は20年以上経っており、キャスター(車輪)が重く大変でした。そこで新品のキャスター(車輪) を 交換して、力をいれずに軽く移動することで運びやすくなる。 ●年配(昔から花屋を営む)の女性の積み込みの手伝いをする。 ●遠方から買いに来ていただいている花商さんの積み込みのお手伝いする。 ●荷物の多い、少ないは関係なく積み込みの手伝いをする。 ●役員・営業社員関係なしに積み込みの手伝いをできる限りしていく。 当初は、営業社員から「入力処理が遅くなる」とか「伝票の出るのが遅くなる」とか云われましたが、私は『セリが遅れたと思って手伝ってこい』『色々な話を積み込みながら聞けるから』と・・・・。当初は激怒して大声を発したりしましたが、今では、率先して手伝ってくれるようになりました。もちろん、私も真っ先に実践します。 私は、スーパーで買物をして、男性客が夜遅く買物をしていくことで、袋への詰め込みが苦手であったことを自分の目で確認しました。そして、袋詰めをしてくれるレジの女性にだけ並ぶという事実。決して、詰めてくれない女性へは並ばない。では、宮崎中央花きでは、どうであろうか・・・・・・。お客様が宮崎中央花きで花々を購入して、役員・社員で「雨・晴天でも」積み込みのお手伝いまでしていけば・・きっと「喜ぶ・助かる・話せる・聞ける」と思いました。今もみんなで実践しています。 何だかレベルの低い話になりました。きっと、たくさんのお叱りのメールが来るでしょうね。このことは私が思ったことを書いて実践しただけですのでご了承ください。 |