IndexNo:628:9月品目別担当の変更
今週の切花・8月29日(月)は全ての品目も堅調に販売でき、取扱高・数量・単価共に前年並みに推移していますが、31日(水)・2日(金)とバラ・トルコと一部品目では強含みの取引となっていますが、取扱高を含め単価・数量共にダウンしている状況です。これには、昨年同期では夏場の高温にて菊類の入荷減が続き、価格が高騰して平均単価が一挙に高くなっています。私的では今期の単価が例年並みの数字だと思っているところです。鉢物は、依然好調な取引ができています。数量・単価共に増加している状況であります。 8月末の累計において、切花部門では取扱高で前年比98%・取扱数量102%・取扱単価-4円となっています。鉢物部門では取扱高で102%・取扱数量で96%・取扱単価で+7円。買付部門では取扱高で72%・取扱数量で78%・取扱単価で-7円となっています。これに関しては、いかに市場間取引が減少して買付独自の販売が減少しているのかが数字でわかると思います。全体の累計では、取扱高で97%の数字で推移しています。 当社は9月より、切花部門の品目別担当を変更いたしました。昨年10月に一度変更しましたが、特販課を専門部門と位置づけをしたために、営業の担当換えになりました。球根類は竹下係長・菊類は三輪君・バラ、カーネ、スイートP、ガーベラは原田君・草花類を小倉(亮)君・葉物類は瀬戸口君となり、堀口課長は全体的なフォローを含めて補佐していくこととなりました。今回の担当の変更につきましては、各担当が専門として業務をこなしていく訳でありますが、各個が担当品目以外も勉強・取引・販売ができるようにしていき、たとえ担当者が出張中他でも出荷者・買参人・仲卸の方々へ情報が切花部門の誰でも提供ができるようにしていくものです。視察もこれから2~3人によることになろうかと思いますので宜しくお願い致します。尚、鉢物・特販課は従来どおりとなっています。 「育たなかったのは教えなかったからだ」「育たなかったのは教えたからだ」と云う言葉があります。一見、矛盾するような『禅門答』のような言葉でありますが、部下(社員)に教えるザジ加減のむずかしさを表現しています。つまり、教えなければまったく何も身につかない、教えすぎても自分で学んだものはないから、これも身につかないと云うことであります。私たち、管理職が社員への支援についても同じことがいえますね。支援が少なすぎると業績は上がらず、多すぎると社員に依頼心を植え付けてしまいます。 タイミングも問題で「支援が早すぎると過保護になり、遅すぎると自信喪失や失敗に結びつきます」ね。その解決策として、①最初から正解を示さないで答えを小出しに与える。これは、支援と云いながら肝心な部分を私たちが社員に代わってやってしまうこと、確かに責任と資金の面では私たちがやった方が早いです。しかし、肝心な部分こそ社員がやらなければ意味がありません。②大きな障害は初めから取り除いてやる。これは、明らかに社員が超えられそうもない障害ならば、そこでいくら試行錯誤をさせても「育成」にはなりません。いたずらに社員を疲れさせ、努力・行動に意欲をなくすだけだと思うのです。 実際の業務である以上、遅れや失敗は許されることではありません。その為にも私たちがフォローしていくべきだと思います。いつも述べるように「みんなで努力・行動」していき「たとえ結果が悪くても何かが残り、いつか成果に表れていく」ようにコツコツとやっていくことが『基本』だと確信しています。みんなでがんばります。 第二四半期を終えて、数字的には厳しいものとなりますが、新しい担当の元に業務を遂行していきます。みなさまからのご教示・ご指導の程宜しくお願い申し上げます。 代表取締役 小倉幹哉 |