IndexNo:629:失敗から逃げない姿勢を身につけさせる

今週の切花は、取扱数量で5日(月)と7日(水)で減小、取扱高は前年並みで推移しましたが取扱単価は上昇、9日(金)は取扱高・数量・単価共に増加しました。来週から本格化する、秋彼岸商戦にむけて数字は良い成績でありますが、草花・球根類は、ほぼ前年並みで販売できたものの大菊類が弱気配での取引となっており、今日のセリ終了後に担当者とのミーティングを「即」行ったところです。台風14号の影響からか雨模様の週末です。ここは「踏ん張り時」でしょうね。鉢物は、取扱高・数量で微減と云う結果でありましたが、取扱単価は上昇しました。状況として、これからの「秋苗物」のシーズンに期待しています。全国的に鉢物は苦戦しているようですが、当社は取扱高に於いては伸びており、担当者の今以上の「行動と努力」に期待しているところです。そして「感謝」です。

9月から「特販課」に販売拡大をお願いして、社員全員が限られた人数の中で「特販課」をフォローして皆で頑張ってくれています。県内はもとより、県外への営業となると「時間」と「労力」そして「事故なく帰社」するということが重要視されます。7時に出発し22時に帰社するというハードなものになりますが、本当に頑張ってくれています。「特販課」を含め、営業全員に是非、失敗を恐れずにチャレンジして欲しいと願っています。

しかし、「失敗を恐れずにチャレンジ」などと言っても、実際に失敗・ミスをするとただ怒鳴りつけてその場しのぎの対処に終始することが多いのですよね。私が市場に入った時も同じく、今も変わらないかもしれませんが・・・・。変わらなくてはいけません。誰しも失敗することを喜ぶわけではありません。しかし、失敗を後ろ向きにとらえて落ちこんでいるだけでは、何のプラスにもなりません。その問題が解決するわけでもないし、同じ失敗を繰り返すだけですよね。

私も経験していますが、「ただ怒鳴られる」と相手は不機嫌になり、ミスを隠そうとしてしまいます。私は、エリートではなく、いつも叱られていたからこそ理解できるのです。「口」で言い聞かせるばかりでは、実践が伴わないのが現実です。私は、営業での失敗・ミスについては、社員が謙虚に反省し自分の間違いを「こころ」に刻みこむようにし、『失敗の尻ぬぐい』を必ず本人にやらせることだと思うのです。失敗を対処して、その後の成果に結びつけられたかと云う実体験が大事なこと。「あとは俺が処理するから」では「お前には期待していないから」と同じことだと・・・・。もちろん、途中経過の報告・激励はすべきです。

私が商品の集荷で買付をし大きな失敗をして、当時の社員全員で何とか解決した時に、私の父が、車の運転をしろと目的地に移動中のことです。父自らが意見を云うのではなく、ずっと「話」を聞いてくれました。あの時のことは今でも覚えています。「何も云うことなく、話を聞いてくれている」父が怖かったこと、そして嬉しかったことを。・・・・・乱文にて失礼しました。