IndexNo:631:一環したコールドチェーン体制i
今週の切花は、雨・風を含む台風の影響で19日(月)は取扱数量で増加、取扱高・単価共にダウンする結果となりました。21日(水)は菊類が軟調な取引となって取扱単価は下げ、取扱高・数量共に増加しました。23日(金)は、取扱数量も増加した中、ようやく晴天が続くことも小売事情に灯りが見え始め、全体的に強気配での取引となりました。来週はじめから大菊類の入荷が減少傾向にあるので相場も安定して販売できると思っているところです。鉢物は取扱数量は増加、取扱高・単価共に前年並みでありました。昨日の鉢物市では指宿産の観葉フェアとして商品を販売することとなりましたが第1回としては成功したのではないかと思います。鉢物に関しては、これからの秋植えシーズンにむけて大いに期待しています。 宮崎中央花きでは、農水省の平成23年度農山漁村6次産業化対策事業の中において、「一貫したコールドチェーン体制の整備事業」に於いて補助金の採択を受け、1階倉庫跡に「低温冷蔵庫」を整備することとなりました。現存の2室の冷蔵庫での入庫が難しくなったことでの整備となった訳でありますが、これからは、産地・荷主様からの予冷もしくはそれに必要な商品を冷蔵保管庫し、冷蔵車(3tトラック)及び後室保冷車にての輸送体制を図っていきたいと思います。来期は、冷蔵トラックの増車計画をして、いかに鮮度を保持して買参人・顧客に納めていくと云う『産地から消費地まで一環したコールドチェーン体制』の確保を実行していく所存であります。どうかご期待ください。 東日本大震災から半年経ちました。まだまだ、本格的な復興には至ってないようですが、当社と市場間取引のある「福島花き」「水戸中央花き」「秋田生花」の皆さんは営業努力を必死でされています。当社は3市場に荷物を送ったり、荷物を頂いたりして相互間の協力体制のもとに営業を行っていますが、この3社ともに市場取引も震災前に少しずつではありますが戻ってきているようで、安心はしているところであります。昨日、デイスカバリーCで深夜から「東日本大震災のドキュメンタリー」を放映していました。何回観るたびに涙が出てきます。これからの復興を本当に望み、それにむけて努力されている皆さんを心から応援します。国民の「税」が使われて皆さんの復興が一日でも早くされることを望んでいます。今一度、みんなで「あつい想い」で頑張っていきましょう。 |