IndexNo:643:守りに入ることより「一歩・・前に」

今週の切花は28日(月)・30日(水)と先週と同じく取扱高・数量共に減少しました。昨日の2日(金)は取扱高・数量・単価共に増加しました。今週の販売現況として、取扱数量は減少しましたが、大菊・洋花・草花・球根類・すべての品目において強調な取引ができていました。ネット(Web)取引もA4用紙で40枚を越す購入があり、婚礼、葬儀需要での事前販売が好調であることが、12月に入ってからの良いスタートとなったようです。鉢物は、取扱高・数量は減少しているものの、取扱単価においては前年を上回る状況なのでこれからの取引が期待されると思います。

11月単月の取引高では前年比、切花84%・鉢物77%・買付57%となり厳しい月での販売となりました。4月〜11月の累計では切花・鉢物で100%・買付では70%をなり、今期の目標である買付販売を減らしていくこと、そして相対(ネット(Web)取引)・セリ売りでの取扱数量(累計切花104%)を順調に伸ばしていくことが、「達成」できており、これからの12月も目標設定での行動をおこして、数字と「お客様に満足していただける」ように努力したいと思います。

先週から福岡・熊本・鹿児島の主産地の視察に行き、また一昨日から枕崎の大菊産地に行ってきました。全生産者皆さんの12月週ごとの出荷予定の「すべてのハウス」を視察して、年末商戦での計画出荷・販売のデータとしてノートに記録してきました。県内は12日の週に足を運び、直前の状況を「目」で確認していきたいと思います。また、6日から7日に掛けて、沖縄での会議に行ってきまして、直近の沖縄の状況を把握していきたいと思います。先週のコラムでも述べましたが、「年末の入荷・取引情報は9日に」このコラムにて書きますので、もうしばらくお待ち頂きますようお願い申し上げます。

世の中には、「守り入る」ものが沢山ありますね。昨日に枕崎から4時間かけて宮崎に帰るのですが、運転している営業(菊担当)との話です・営業から「社長のこれからの戦略について話を聞きたいのですが」との質問。私からは目標としての話、目標を達成するための動き、達成後の成果、達成後の「次の一手」と1時間位・二人で話すこととなりました。そして後半に営業の者から「負けたら(言葉は悪いのですが)・撤退することになったらどうするのですか?」と・・・直ぐに応えた言葉が「引き分けはあっても負けはない」と・・・・。咄嗟に出てしまいました。

営業戦略を実行・実践することで「負けたら・撤退したら」・・これほどの言葉は絶対にないようにしていかなければいけません。その為に何年も掛けて事前調査を行い・資金の調達をはじめとする目標を建てて実行していく。もちろん途中での修正(変更)も考えながら、「仕事」として努力していきます。「私」は今まで多くの人達に「絶対に負けはない」と云ってきました、それが「引き分けはあっても負けはない」などと云い始めた自分は、少しだけ「守り」に入っていることを意味するのではないでしょうか。もう一回、考え直してみます。まだ、「守り」には早いでしょうから・・・・・。やはり『一歩・・前に』ですね
乱文にて失礼しました。

ご報告です。
農業新聞にも掲載されていましたが、先日、沖縄にて開催されました「九州輪菊サミット」の品評会にて、当社に出荷していただいている枕崎の「楠一郎」さんが最高の賞である九州農政局・局長賞を受賞されました。おめでとうございます。