IndexNo:646:1年間有難うございました。

先週19日から今日29日までの取引についてご報告致します。実質最後の市となった22日の鉢物は前倒しの出荷となったポインとシクラメンの入荷が減少し、品薄高での取引となり、前年を上回る数字を残すことができました。切花は、取扱数量は減少したものの、前年の買付集荷を差し引くと、取扱高・数量は前年並みという数字になりました。菊類はWeb・相対・セリと「しっかり相場」が続きました。Xmas前の商戦ではバラを中心に洋花・草花共に好調に販売ができていましたが、球根類は鉄砲百合を除き、やや弱含みの取引が続きました。翌第4週の26日月曜・28日水曜・29日では、一部菊類を除き、殆どの品目で強調な取引が続き、取扱高・数量・単価共に前年を上回ることとなりました。

12月単月では中旬の取扱高減が響き、切花98%・鉢物107%と委託分では微減ではありますが、前年を割込む数字となりました。累計では切花99%・鉢物101%、買付は単月、累計で減少となり計画通りに営業運営ができました。荷主様そして花商様のご愛顧によりこのような成績となりました。本当に感謝です。有難うございます。

今年の年末商戦を振り返ると、白大菊が予想通りに後半に激減したこと、花商さんの「買い」が26日に集中したことで、入荷減で高騰したオリエンタル百合等の球根類・草花類が堅調な取引となりました。また、買上代金19日から29日までの分が翌年の2月28日になったことで、花商さんの営業資金等の借入準備もなく、花商さんが計画を持って仕入・営業ができ、セリ・相対・Webと購入に集中できたことで当社として、取引単価を下げることなく平均した販売ができた要因ではないでしょうか。高値で売ることなく、平均した販売値を目指すことが花商・荷主さんの最も望むことだと思っているところです。

今年1年間、ご愛読いただきまして本当にありがとうございます。また、北海道から沖縄まで多くの皆様にメールにて激励やご意見をいただきました。重ねてお礼申し上げます。学校の先生から異業種等多くの皆さん、そして花き業界の皆さんから色々なお話を聞くことができましたし、意見を交換することもできました。お陰で元気もいっぱいもらいました。地方の都市で零細な市場である当社のHPの「社長のコラム」にお付き合いをいただいて心よりお礼申し上げます。

来る平成24年度は自己の「営業戦略」通りに計画を実施していき、花商さんの皆さんの「利益」と「満足」並びに荷主(生産者)の皆様の「次も出荷していく意欲」「いい生活」がでるように努力していく所存であります。最後に忘れてはならないことがあります。私たち花き業界のすべての皆さんに・・。一般のお客様(エンドユーザー)が花々をお買上になって、素敵な花々に巡り合えたこと、そして綺麗でもあり花々に愛着を持たれて頂いたこと、仏事ことにご利用され、お手を合わされお参りされること・・・そして、リピーターとなってもう一度購入して頂けること。販売の「本質」を来年度、みんなで実行していきましょう。私達が「綺麗」「花持ちイイ」と思う商品は、一般のお客様も必ず思う筈ですよ。

皆様の一年間のご苦労に敬意を表し、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、重ねて来たる24年度が皆様にとって素晴らしい年でありますこと祈念申し上げ、ご挨拶と致します。本当にありがとうございました。代表取締役 小倉幹哉