IndexNo:654:「もう少し」「もう少し」

今週の切花は、取扱数量は微減だったものの、全体的な取扱単価は高く、取扱高は増加しました。品目別では菊類が高く、草花・球根類共に前年比高と好調な販売ができています。
鉢物は、1週間あまり続いた降雨の影響からか取扱高は減少しました。しかし、春苗物は好調に販売できており、来週からのセリ・相対に期待しているところです。

大震災からもう1年が経とうとしています。九州・枕崎からも、輪菊の生産者(K氏)から東北の津波被害が大きかった地域へ応援したいと行政へ連絡したところ、受け入れ先も決定して、大菊(神馬)が寄贈されることで、遠くから応援していただける方々が多いことに感銘を受けているところです。

当社も福島花きの花商組合さんに現地の慰霊祭に使っていただけるように11日からの第3週に発送する予定で現在、市場さんと協議を進めているところです。国内色々な地域から、被災地への応援する「花々」が届けられようとしています。業界の皆様の「想い」を本当に嬉しく想います。宮崎県も口蹄疫の非常事態宣言から2年を迎えます。あの時の国民の皆様から受けた「ご恩」は忘れませんし、県内外の警察官・自衛隊・行政の方々が24時間動いていただいて宣言解除になったことも忘れてはいません。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

人間、「もう少し」、「もう少し」と思えば何とか踏ん張りがつくものです。雪の多い、この寒かった冬も、「もう少し」で終わりがきます。眩しい春の日差しも温暖な春の暖かさも「もう少し」です。今を頑張れば、踏ん張ることができれば、愉快な、楽しい時期が来てくれることは間違いないでしよう。厳しいこと、嫌なこと、苦しいことも沢山あります。その中で生きていく私たちは、それを乗り越えていかなければ、好きなこと、楽しいこと、そして人を愛せることも、ひとを大事にすることはできないでいるでしょう。「もう少し」です。