IndexNo:672:次の世代のリーダーとなる皆さんへ
今週の切花は、菊類の入荷が順調に増えてきたことで、取扱数量は増加しました。取扱単価も高く、取扱高も前年を上回る数字となりました。鉢物は、ラン類の苦戦している状況でありますが、ほぼ前年並みで推移しています。切・鉢共にこれからのシーズンにむけて大いに期待しているところです。 7月末の退院以降、身体の調子と仕事量のペースが今ひとつ。身体が資本だということが身にしみて分かったと云う感じです。業界の先輩方の中には、ひと回り年齢も違うのに元気な方々が多くいらっしゃるのに、このままではいけないともう一度ムチの入れ直していかなくてはいけませんね。平成8年に代表になり、もう16年目を迎えます。次の世代、そして、その次の世代とこれからの会社と業界を担う人材を育ててきたつもりです。 「あちらを立てればこちらが立たず」という言葉があります。しかし、組織においては「あちらもこちらも立てる」ことが求められることが多々あります。私の次の世代、そしてその次のリーダーには、上司の視点で判断したことを部下に納得させることが「若手リーダーの責務」だと思うのです。その若手リーダーの人達は、上司と若い社員の間に位置する存在であり、両方の意向を橋渡しする役割をも担っています。そのために上と下との板ばさみになって苦労することになります。『上の意向を下に伝え、下の不満を上に伝えるだけの伝言板になってはいけない』・・・このことは、私も30過ぎから経験したことであり、そういう状況になったときこそ、リ―ダーの力を発揮すべきでありますね。 そのリーダーの人達は自分なりに問題点をきちんと把握し、必ず解決できるのだと云う自信を持って積極的に上と下と話し合うべきであります。『現場の最先端の動きをいちばん知っているのが、次の世代を担うリーダーである以上、現場の動きを上司に報告し、常に現場の状況を上司に把握させることが最重点なことだと』思うのです。 そして、最終的には経営や管理に携わる上司の視点で判断しなければならないと思います。このように、これからの時代を背負っていくリーダーに求められるのは、上と下の立場に立ってものを見る。知恵を出すという『複眼思考』ができる人材だと思います。ゼッタイに間違いではありません。 |