IndexNo:678:「EQ」
今週の切花は、先週も述べましたが、昨年の10月中旬まで高値での取引が続いたこととの比較で、取扱数量は増加しましたが、取扱単価は下げ(通年並みの取引単価)で取扱高も減少することとなりました。鉢物は、苗物を中心に好調な販売ができて強含みでの取引ができています。来週もこの状況がつづくものと思われます。 先週に福岡県のJAの担当者、販売部長さんと生産者の副部会長さんとの懇談会に行ってきました。もう15年以上続く産地としてお付き合い、お取引を頂いていまして、今年も年末に鉄砲百合を生産してもらうことになり、草花・大菊・百合の産地として大いに期待しているところであります。10年前は私に会合に出席してくださいとの文章が届いていましたが、最近は「ご担当者の出席の程よろしく・・・」とのこと。ちょっと寂しいところはありますけど、その分、課長をはじめとする営業の担当者が期待され、育ててもらっている結果ではと納得しているところです。 ところで「IQ」とは、知能検査の結果を表す数値であることは皆さんご承知のとおりです。この「IQ」には、生活年齢と精神(知能)年齢の比を基準とした「従来のIQ」と、同年齢集団内での位置を基準とした「DIQ」の2種類がありますが、最近は従来のIQはあまり使われなくなりつつあるようです。今日はこの「IQ」とは別に「EQ」について、お話したいと思います。「EQ」とは、成果をあげるために感情と思考を効果的にブレンドする能力のことを云うそうです。簡単に考えると、私たちが何かを決定するとき、それが最善の結果に結びつくように思考と感情を調和させる能力のこと。すなわち、EQとは、自分の感情(Emotion)を上手にコントロールする能力です。 私たちの社会が求める過去の企業人には、定められた職務を正しくこなす能力が要求されていました。しかし今、激変する時代では「何を行うか」考える能力が要求されています。短期間のうちに状況を理解し、積極的にコミュニケーションを図っていく力などが重要視される理由は、課題を解決するには、他の専門家と一緒に働く必要がますます増えてきたからなのです。EQを発揮すれば、実行可能な解決策を考え出し行動に移すことが可能になります。周りの人間のサポートを受けられ、自分の持つネットワークから必要な時に必要な情報を得られるので高い成果を上げられるのです。 このように、EQは個人の人間関係の構築や考え方、行動の特徴と関係が深い為、対人面・ビジネスシーンでの業績として影響が現れやいのです。また、好調な人間関係は周囲にいる人間も奮い立たせる事ができ、チーム業績をも同時に上げていく事ができるようになります。このような方針(目標)のもとにした会社づくり、ひとづくりの中で営業に対する考えを持っていきたいと思っています。 |