IndexNo:679:元気な県内花き市場と共に
今週の切り花は前年同期と比較して、取扱数量は微減、販売単価は変わらず結果的に取扱高は微減となりました。昨年の10月後半は弱含みでの取引であったので、この10日間でマイナス分を少しでも取り戻していくことを営業担当者に伝えたところです。そのためには何をどのようにして動かす、行動していくかを考えていくようにと・・・・今が正念場であることも。今月から年末出荷分を含む、現在の状況を担当者が視察・確認しています。その時にでも生産者の皆さんのご意見等をいただければ嬉しく思います。よろしくお願い致します。 鉢物も取扱数量は減少し、取扱単価はあげているものの、取扱高で減少している状況です。ここ2カ月は、取扱高で減少傾向に歯止めがきかない状況なので、分析と判断をしていくように担当者に伝え、その資料も提出するようにとお願いしました。数量が減少していくことは生産の状況で仕方のない部分でありますが、個々の努力不足での減少はあってはならないことなのですね。 国内の花き市場も9月を過ぎ、取扱高において苦しい状況であることは間違いないようです。当社もそうであるように、小売り事情も一段と厳しくなり、葬儀・婚礼需要に頼るしかない状況であるようです。こういう中において、県内市場は元気がいい。当社は別として、都城・宮崎花市・延岡花市となかなの好成績で推移しているそうです。他県の花き市場からよく聞くのが「宮崎の市場さんは元気がいい」との話。隣県の花き市場は5年前には、2社で80億位の取扱高でありましたが、今では60億まで落ち込んでいます。宮崎では5年前と比較してみると110%以上の伸びであること、市場業務も生き残りをかけて色々と取り組んでおり、それが当社に競争力を高めてくれています。いつでもライバルは存在することが大事なことと教えてくれているかのようです。 当社は、取扱品目・数量も県内産を中心に増加してくることで、いかに平均した中値での取引(販売)ができるかが大きな目標であり、課題でもあります。今後は、宮崎県内4社の花き市場で取扱高・数量を伸ばしていくことでは、今後の協力体制についても協議していかなければいけないと思っているところです。ある面ではライバルであり、逆に違う面ではパートナーであることが県内業界の発展になることであれば、歩み寄ることも大事だと思います。 宮崎中央花きでは、11月に新システムの発表を行いますが、これからの競争分野である「Web上のサービスと販売」ができるか否かが大きなポイントとなるようです。県内、他県の市場との連携も含め、県内産の商品を安定した価格で如何に販売できるか、そして購入していただくかを毎日考えているところです。元気な県内市場を後押しできれば、もっと伸びること、花商の方々も欲しい分だけ購入できること、荷主(出荷者)の皆さんも安心して生産に励めること、それらを総合的に考え、実践していくことが私の使命だと思っているところです。 |