IndexNo:683:年末「松市」「千両市」及び切花情報

今週の切花は、取扱数量も前年を大きく上回り、取扱単価も10円程高い価格での取引でありました。バラ・トルコを中心とした洋花・草花・球根類と先週からの流れに続き、全体的に堅調に販売できています。要因として、婚礼需要の多さが全体を引き上げているのが現状のようです。菊類は、大菊・小菊を中心に中値も上昇しており、SP菊の価格も上昇していく気配なので月末商戦にむけて集荷体制を強化していくよう指示しているところです。鉢物も苗物、ラン類を中心に強含みの取引が続き、取扱数量・取扱単価共に前年を大きく上回っています。来週からは、シクラメン・ポインセチア・シンピ等が増加してくるので、この状況を続かせることで12月商戦に入りたいと思っています。

12月商品の状況でありますが、松市は12月8日(土)開市で入荷は、上級品で20%増、中級品で25%増、下級品は15%増の予定です。昨日現在にて、相対販売が12万本をなっており、昨年比より多くの注文を頂いております。今年は中級以下の商品の引き合いが強いので早めに担当者までご連絡いただければと思っています。千両市は12月15日(土)開市となっており、入荷は波崎産だけでも昨年の倍に近い1000ケース弱となり、生産が減少している地元産を含めると全体で130%増の入荷となります。昨年も千両の引き合いが強く、買参人の方々にご迷惑をお掛けした経緯がありますので相対も含め、セリの活性化共々、セリ出荷分も増やす予定でおります。今年は塗り物も、従来の金・銀・白とは別にパステルカラーと2色塗り等の入荷も予定しておりますのでご期待いただきますようお願い致します。

切花関係では、沖縄の台風被害の関係で黄大・小菊の不足が懸念されていますが、今の状況では正確に把握できないでいるのが現状です。20日火曜から担当者が沖縄へ出向いて、直接に視察しているので来週にはお知らせできると思っているところです。宮崎中央花きの産地情報としては、白大・黄大は前年比15%増、赤大は現在調査中(本日に長崎・熊本に出張中)のために来週に報告予定。県内を含む管内の小菊系は昨年比20%増の予定です。球根・草花・洋花類は、今後の天候及び気温に左右される恐れがありますので、12月初旬にはご報告できる予定です。

現在、新規の営業戦略としての販売も着々と進んでおり、12月は大いに忙しくなりそうです。私も社員もそうでありますが、病気や事故等にも注意して、今以上に販売を強化し、県内の市場らしく県内産商品の売込みを中心に拡大していく所存であります。買参人・生産者・取引先の皆様に「儲かっていただく」ことを目標に努力していきますのでご期待ください。尚、当社でお取引されて頂いているお客様には、例年のように年末運転資金をご用意していただかなくても済むように買上代金の猶予も実施しております。「松市」「千両市」の分は1月末、12月17日(月)~29日(土)分の買上代金は2月末のお支払となっております。宮崎中央花きは販売だけではなく、買参人・仲卸・取引先の為にも金銭的な負担を背負っていく所存でありますので、皆様のご購入の程、宜しくお願い申し上げます。