IndexNo:685:年末情報 VOL.1

今週の切花は、取扱数量は前年比微増となり、取扱単価は高い状況での取引となりました。大菊類が続伸して、今年の入荷傾向である4日増加して3日激減するという状況の中で産地に対する計画出荷を再度、協議していかなければ、いけないと感じているところです。また、明日の日曜から、寒気にて最低気温が2度前後の予報がでており、17日からの年末出荷分にも多少なりとも影響してくるのではないかと心配しています。鉢物は、寒気の影響からか、入荷数量が減少したことで取扱単価は高いものの取扱高は減少しました。

今日の「松市」では、波崎産は増加しているものの、四国松が減少しての取扱数量となり、セリ取扱単価は前年比激高となりました。四国産は全国の花き市場でも2割前後の入荷減となっているようです。昨年と比べますと、中級クラスの商品が好調に販売でき、上位クラスも一段高の取引となりました。若松については。今後、買参人、Webのお客様についてご迷惑をお掛けした分、買付等にて集荷を増加してWeb特選品として供給していく所存です。来週は、「企画市」が開催されますが、千両は地元産が5月~7月の降雨にて実つきが悪く、昨年比8割減の入荷となり、波崎産にウエイトを持っていかなければいけない状況になっています。全体的に入荷量が減少することとなり、とくに中・下級品が激減傾向にあります。金銀カール・梅類・他はほぼ前年並みの入荷となりそうです。尚、千両に関しては平等を記するために昨年に続き「相対規制」を取らさせていただきたく思いますので宜しくお願い申し上げます。

来週のコラムにて、年末商品情報を報告する予定でありますが、減少傾向にある品目だけは確認できていますので、今回お知らせしたいと思います。大菊類で、白大は潤沢に入荷されると予想されてはいますが、9日から14までの超寒波の影響で、大量に流通しないのではと思っています。問題は26日以降の年明け分の葬儀在庫としての2L・L品が激減するので早めの手配をした方が良いのでは・・と思います。黄大・小菊類は、主産地の沖縄が台風の被害で思うような集荷・出荷ができない状況であることで入荷も激減していくので計画をもって早めに対処することをお勧めします。鉄砲百合は激減傾向にあるし、今の市況でも高値での取引となっており、厳しい入荷が続くものと思われます。草花・洋花・オリエンタル系は来週に報告致します。この年末商品情報は3年連続で予想通りに推移しておりますが、今後の天候、気温または地域によっては変更があるかもしれませんのでご了承ください。