IndexNo:686:年末情報 VOL2
今週の切花、取扱数量は前年並みとなりましたが、取扱単価は高く、取扱高も比例して増加しました。菊類に関しては、SP菊・小菊が減少して引合いが強く、大菊系も福岡・鹿児島の産地からの入荷が激減しており、県内産は増加しましたが、依然減少傾向にあります。その他の品目を含めて、全体的に価格が安定した堅調な取引となっており、このままXmas・年末商戦へと続くものと思われます。鉢物は、取扱数量は減少し、取扱単価は高かったものの取扱高において減少となりました。 今日の千両市は、上位等級から下位等級まで満遍なく販売できていますが、ここ2年間の高値で末端の小売事情が厳しくなると、来年以降の価格に響いてくるのではないかと思うところもあり、その対応として3等120本入り(60cm)のクラス(アレンジ用)を中心にセリ場で販売しました。今日の他県市場の相場では、下位等級が激高となり、このクラスの商品がなかったも事実でありました。南天・梅共も前年比高となっており、来年にむけての課題も出てきているところです。そのことを早急に協議していきたいと思います。尚、本日の午後からWeb特選品として、千両35ケースと南天・梅・塗り物等をケース売りと小口での販売をネット上でしていきますので、セリに来られなかった皆様と他市場で購入できなかった方々は、是非、ご利用いただきますようお願い申し上げます。 先週に一部情報をお伝えしましたが、今週は追加分を含めた品目別の年末入荷の状況をお知らせ致します。年末出荷分に関して、菊類では白大が予定数量の10%減、黄大で15%減となる見込み、SP菊で国産品は通常どおりとなるが、輸入品は小菊の代用等で入荷減、小菊は20%減となる模様です。小菊の減少の影響は草花類にもあり、スターチス他での代用も増加してくるものと思われます。宮崎では、木曜からの降雨が月曜午前まで続き、水曜から再び気温が下がって20日・21日は1度、0度の予報となっています。曇天と気温の影響は、バラ・ソリダゴ・ガーベラ・スイトピー・デルフィ等にもあり、入荷が激減してくるものも多々あると思います。球根類は通常通りの入荷予定でありましたが、厳しくなってきているのも事実のようです。全体的にみて、Xmas商品・年末用の量販・カジュアル商品は入荷減少、その他商品は増加の見込みはないようです。全ての商品で云えることでありますが、市場での仕入については、早めの手段をもって計画されることを勧めます。今年は「明日には増えるだろう」は間違いのようですね。 上記予想は、あくまでも私個人の意見であって、これからの天候・気温によって変化する場合もありますのでご了承いただきますようお願い申し上げます。 |