IndexNo:688:1年間ありがとうございました。「感謝」です。
今週は、24年度最終の販売となりました。取扱数量は、24日(月)は若干減少しましたが、26・28日は大幅に増加し、取扱単価も全ての品目で高く、比例して取扱高も増加しました。菊類も白大が26・28日と高騰し、黄・赤輪菊も堅調な販売となりました。洋花・球根・草花類も強調相場での取引となり、取扱単価を上げる要因となったようです。鉢物はセリ日が27日となったことで期待はできないと思っていましたが、前年比において、取扱数量も多く、取扱単価も堅調な取引ができて取扱高もあがりました。鉢物の担当者の努力に感謝しているところです。 今年のXmas・年末商戦に云える事は、3週続けてコラムでご報告申し上げた「年末情報」通り、とくに10~14日、20日~23日の寒波の影響が出荷の遅れる原因となり、産地・品目・顧客担当の営業の諸君が大変苦労したこと、その商品を購入される買参人・仲卸他の皆様には、十分な供給ができずに仕入単価だけが高くなり、確実な利益を上げられずにご迷惑をおかけしました。弊社としましても24時間体制で集荷体制に努力いたしましたが、結果が出ず、このことが次年度の課題となったことも事実でありました。 私たち花き市場の人間は、毎日自分なりに多くの仕事に対して、あるいはやるべき何かに向き合って一生懸命に汗を流して頑張っています。心の中では何かの「結果」を出したい、「得たい」との願いを抱いています。そのために日々努力しています。焦りは禁物とよく理解しているもの、早く「結果」を出したいとの想いが胸の内を駆け巡るのです。それだけに時間を要しての努力が実り、ある程度の成果を出すことが叶えば嬉しさは格別であるのです。そうなると気持ちは高揚するだろうし、胸のつかえも一気にとれるに違いありません。そのような状況になれば素直に喜ぶべきだと思うのです。 ただ、ここで大事なことは、喜びは瞬時に留めておくことであり、それなりの成果はあったとしてもその成功に浸り、喜びすぎることは禁物なのですね。けっして、短気をだすことなく、謙虚に自分の気持ちを先に転じることができればお客様に喜んで頂けると思います。この成果を出すことができても、その結果は長い道のりの通過点であって到達点でもありません。また、少しばかりいいことがあっても、感謝をしていても、自分を褒めることなく『お客様にありがたい』と感じつつ『まだまだ』と思って前に向かって進んでいかなければ業界・会社・自己の発展はないと思うのです。 私事ながら、今年は5月下旬に手術し7月末まで入院して、多くの皆様にご迷惑をおかけしました。また、励まし等のお言葉等をいただきました。ありがとうございました。入院中の2か月では厳しい取引を会社全員で乗り切ってくれましたこと、そしてお客様が支えていただいたこと、本当に感謝をしています。お陰さまで今日を迎えることができました。 今年一年のお取引に、心から感謝・お礼を申し上げます。平成25年度も本年以上にご愛顧いただきます様、重ねてお願い申し上げ、最終市、平成24年度の締めのご挨拶と致します。終わりに平成25年度が皆様にとって素晴らしい、そして商売繁盛の年でありますことを心からご祈念申し上げます。 宮崎中央花き 代表取締役 小倉幹哉 |