IndexNo:700:3月11日

今週の切花、11日(月)は取扱数量は増加し、単価は若干、下げたものの取扱高は増加しましたが、13日(水)・15日(金)と弱気配での取引となりました。大型市場での小菊・SP菊系の取引単価が続落したことで、地方の市場の入荷が一挙に増加して、それまで保っていた取引単価も下げる結果になってしまいました。今年の彼岸商戦は、春めいた温暖な気候が続いたことで、生産側の出荷がまとまったこと、昨年の台風の影響で生産計画が3月出荷にずれ込んできたことが、この取引全般の要因だと思っています。このコラムでもお伝えしましたが、菊類の2L品の入荷が大幅に入荷し、この時期での花商がいちばん欲しがる下級品がなかったことでバランスが崩れて高低の幅がなかったことも厳しかった要因だと思っています。しかし、バラ系と一部草花系は堅調な販売ができていたのも事実です。鉢物は取扱数量は微減となり、取引単価・取扱高は前年並みという結果となりました。

3月11日は、東日本大震災から3年を迎える日となりました。いまだに行方不明の方々も多くいらっしゃることで家族のみなさんも辛い日々が続いていること、そして、被災されて仮説住宅での生活が続いていること、家族、親戚、友人とばらばらになられて、悲しい生活が続いていること、私たちは忘れてならないと本当に思っているところであります。そして、この3月11日は「亡き母の命日」であることも、私の「想い」に変わることはありません。宮崎は、鳥インフルエンザ、口蹄疫、新燃岳の被害から立ち直ってきました。皆様から受けた「ご恩」は決して忘れることなく、今後も努力していきます。東北のみなさん、苦しく、悲しいでしょうが、いつの日か宮崎県民と同じ気持ちで生活ができるように頑張ってください。私たちも同じ「想い」で応援していきますから。

新システムの件、半数のせり買参人の方々の訪問がようやく終わりました。まだまだ、訪問しきれませんが、時間をつくりながら、全てのセリ買参人の皆様を周りたいと思っています。今、しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。今は、私個人で訪問していますが、店舗につきまして、説明していると、たくさんのおもてなしをいただいています。本当に「感謝」です。ありがとうございます。今日から火曜、日曜の19時からの「夜の勉強会」が始まりました。初日なのに30人を超す、ご参加をいただきました。お彼岸の最中、忙しい時期に2時間もかけて遠くから来ていただいたお客さまもいらっしゃいます。皆様の温かい支えがあるからこそ、私も頑張れます。このセリ機は、みんなが初心者です。一緒に勉強していただければ嬉しく思います。私の作成した「セり購入の仕方」というパンフレットも画像付で完成しました。皆様には順次、お渡ししていきますので宜しくお願い申し上げます。