IndexNo:706:母の日商戦を前に
今週の切花は取扱数量で減少しましたが、販売単価は前年比高となり、取扱高も増加しました。取扱高は増加しているものの、年末二度切り分と温暖な気候が続いている関係で前進傾向の生産である中で大菊類の軟調な取引が続き、生産者共に買参人・仲卸にご迷惑をお掛けしている状況であります。来週後半には前進傾向の影響もあり、菊類の入荷減が予測されますので品薄感での取引となりそうです。 母の日商戦も29日から始まりますが、切花・鉢物ともにWeb販売(納入日付)が好調な売れ行きで推移しています。特に鉢物では「見本商品」の予約相対が注文上限を上回る数の申し込みがあるものもあり、消費者の方々の「切花から鉢物へ」の傾向が年々進んでいると実感しています。また、チラシやカタログ、ネット(Web)等での注文販売を数年前から見受けます。大手の通販会社やコンビニでは「日持ち」を考えての販売でありますが、その他ではカーネーション50・100本で○○○○円と安さを売り物にしている会社もあり、「届いたら腐っていた」とのお話も聞いています。こんな話を飲み会の席で話していると「やはり専門店で買うべきだね」と友達が納得しているかのように。その専門店に納入、購入していただいている市場側の責任も大きいと本当に感じているところです。この通販での商品については、私自身で2件ほど注文していますので勉強させてもらいたいですね。 25日(木)朝に買参人・仲卸の方々の「母の日の支払期間猶予」をお伝えしたところです。今回は精算会社から業務を引き継いだ「精算部」の初仕事でありまして、29日より10日までの買上分を6月末までの猶予期間として行うものであります。母の日の半分以上がネット(Web)受注や事前(通信)注文での取引が多いために花商さんへの入金が遅れることやテナントとして入金が遅れることについての支援として行う業務であります。 23日(火)から九州花き卸売市場連合会の総会が宮崎にて開催されました。管内の20市場に出席していただき、本当に感謝しているところであります。24日(水)には、明電システムソリューションの関係者に当社のシステム説明をしていただいて、その後、当社のIPadによるセリ機のデモを27名の方々に体験してもらいました。その中において、市場側の立場で「機械セリ」についてご意見等をいただき、私自身もこれからの「セリ機のあり方」について勉強させていただき重ねて感謝しています。 |