IndexNo:711:新役員体制での5Wと2Hは欠かせない
今週の切花は梅雨入りの影響で雨が続いたことで、取扱数量は前年を上回ったものの、取扱高・単価共に下げる取引となりました。葉持ちの悪くなっていた寒菊が低迷の要因でありましたが、ようやく品種も変わり来週中盤の入荷減が影響して通常相場に戻りそうです。6月に入り、前年の6・7月の厳しい状況下での取引が浮かびますが、今年は通常の取引に戻ると思っているところです。昨年の5/30日から2か月の入院で何ら対応ができなかったので今年は早めの対応をしているところです。鉢物も取扱数量・単価共に前年比減となりました。 31日(金)に当社の第19期定時株主総会が開催されました。30人余の株主の出席のもと、提出議案がすべて可決されました。尚、役員選任では新たに黒岩常務が専務に、三浦営業部長が常務になり、次世代を担う堀口・伊東の両課長が取締役営業部、取締役特販部の部長となり、業務執行役員として6月1日より私をサポートしていただくことになりました。また、久冨木専務は留任、非常勤取締役に歌津さんをはじめ4名の皆さんにも留任していただくことになり、第20期の体制が固まりました。私の事ながら、社長になって19年目なります。自身、「次の世代へのバトンをどのように渡していくか」をテーマとして、私に与えられた追加された仕事だと認識しているところです。 計画の多くが、「テーマ」の目的そのものが曖昧であったり、目的達成のための実施項目が大まかすぎて具体的な行動に結びついていなかったりと問題を抱えているのが実情であります。昔から「段取り八分、仕事二分」と云われるように、事を成すにあたっては、計画の善し悪しがその成果を決めるといっても過言ではありませんね。とりわけ、事業構造の改革活動のような「知力」が要求される活動においては、段取りが営業全般を大きく左右するものであります。 まず、第一にテーマの狙い(why)が明確にされていること、次にどの範囲(where)を対象とするのか、そしてその狙いを達成するためにどういう項目をどのように推し進めるか(what)を決めていくことが重要であると思っています。私たちの花き市場では、①Why・・売上増を狙う②Where・・商品と市場を対象に③What・・拡販実施計画を立案する。 次に推し進める項目を導き出すために活動の手段を明らかにする。現状把握→重点問題を設定→重点問題別に改善計画書を作成する・・・と云った活動テーマの展開ステップ(How)を明らかにする。そして各ステップをさらに現場レベルまで落とし込み、スケジュール化(When)を図ることになります。さらに投資、費用(How much)などを考慮し、あらかじめ収支、採算性を計画していくことです。最後にもっとも重要なことは、社員との協議・報告・意思決定をしていくリーダーづくりとリーダーをバックアップしてくれるのは誰かなど、活動を円滑に進めるうえでの体制(Who)の確立であると思っています。新しい体制・新しい人事に大いに期待しています。ご期待ください。 |